【黒子のバスケ】一緒に掴む夢《青峰大輝》 (ページ6)

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Dream4 ページ6

青峰side
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桃「青峰くん早く！遅れちゃうよ！」

青「うるせーなーお前が足遅いからだろ」

桃「なっ、元はと言えば大ちゃんが寝坊したからでしょーー！！！」

青「だからその呼び方高校生になってまでやめろ」

桃「寝坊した日は大ちゃんって呼ぶ！」

青「脅しかよ...」

昇降口前には人だかりが出来ていた。
多分クラス分けだろう。
そんなん俺は興味はないしこの人混みの中に入るのは嫌だが、これを見ないと出席番号も下駄箱の場所も分からないから見るしかない。

桃「大ちゃん私のもよろしく！」

青「へいへい」

俺は一応180cm以上あるし視力もいい方だからクラス分けの紙を見るのは簡単だが、ここから探すのがめんどくさい、、

青「えっと、俺は、2組の3番か」

青「さつきはー、1組の、37番っと」

よっしゃ別クラス

桃「大ちゃんどうだったー？」

青「俺は2組、お前は1組」

桃「え、離れたのー！？」

青「やっと離れたーーーー」

桃「ま、大ちゃんのお世話大変だからラッキー」

青「俺は世話しろなんて言ってねーからな。勝手にやってるだけだぞ」

ひっどーなどと言いながら、段々さつきの顔に黒い笑みが浮かび上がってきた

桃「で、あの子は桐皇にいた？」

さつきがニヤニヤしながら聞いてくる

やっぱりそれか...

青「...見てねーよ」

桃「えー見れば良かったのに」

青「別に」

確かに俺はあの日からそいつの姿を探してはいるが、見つけたとしてもどうするかとかは考えていない。

ただ、もう一度そいつのバスケが見たい、どんな奴なのか知りたいっていうだけだ。

桃「桐皇って女子もまあまあ強いらしいし可能性あるかなって思ったんだけどなー」

青「同じ学校なんてありえねーよ」

桃「大ちゃん、この世には運命の力というものがあるのですよ？大ちゃんはもう少し運命を信じてもいいかと思います」

青「運命とか、さむい」

桃「乙女の夢を壊すな！」

『運命』

そんなん信じても無駄だろ

信じて期待してもあとから悲しくなるだけだ

さつきが大ちゃん夢ないなーとか言ってるのを無視しながら俺はそんなことを考えていた

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