第９２話 過去の出会い９ ページ6
シンドバッドside
「はぁ…可愛かったな。」
オレは夜の街を一人歩いていた。さっきの少女ーーAのことが、まだ頭に残っている。
緑色の髪をした…、綺麗な蒼の瞳が特徴的なまだオレと同じくらいの少女……。
「可愛かったなぁ〜、はぁ。」
でも、あの歳であんなことをしているとは…一体どんな人生を歩んできたんだか。
瞳の色が印象的だったが、それよりも…。
『何故、抱こうとしないの？ーーーわたしは、妊娠はしないわよ？』
あの歳で、そんな言葉を口にするとは…。あの、冷めた目。
生きる意味を忘れたかのような…あの瞳。
『わかるの…？貴方に、この恐怖がわかるって言うの？』
そう叫ぶ少女…、声は怒りを表しているのに、目には悲しみを…恐怖を浮かべていた。
なのに、オレはそんな少女に言葉をかけることしかできなかった。
そんなことしか…
『ちょっとっ…待って！』
そうオレを呼びとめた時のあの表情…必死に、オレに助けを求めてきたあの少女…。
そんな顔をされても、オレには何も出来ない…オレは、何も助けてあげられない。
「それが、こんなに悔しいなんてな。おかしいなオレ…。」
あぁ、でも。
、
、
オレは何で…
「何でこんなにオレは、弱いのかな。」
力はつけたはずなのに…。何でこんなにも、弱いのか。
そう言いながら、オレは腰にある剣…、父親の形見である、バアルが宿った剣に手をかけていた。
第９３話 過去の出会い１０→←宣伝です！！(飛ばしていただいてかまいません)
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アイリス(プロフ) - もりのくまさんさん» ありがとうございます！最近更新できなくてすみません(＞＜;) (2015年4月21日 19時) (
レス) id: ff8e450c6a (このIDを非表示/違反報告)
もりのくまさん - アイリスさん最高です!!更新頑張って下さい!! (2015年4月20日 20時) (レス) id: 1ba8a7d117 (このIDを非表示/違反報告)
アイリス(プロフ) - 来冠菜さん» ありがとうございますっ！！間違いでした…すみませんm(_ _)m教えていただき、本当にありがとうございます、感謝しますっ！ (2015年3月1日 19時) (レス) id: ff8e450c6a (このIDを非表示/違反報告)
来冠菜(プロフ) - 読んでいて誤字がありました。110話の「いがい」が、意外になっていました。文脈的には以外だと思うのですが、意外であっていたらごめんなさいm(_ _)m (2015年3月1日 18時) (レス) id: 247f59743b (このIDを非表示/違反報告)
アイリス(プロフ) - 志穂さん» そうですよねっ！飛び降りって、現実では絶対真似しちゃーいけませんね（笑）1から読んでもらえて嬉しいです！頑張りますっ！！！ (2015年2月9日 23時) (レス) id: ff8e450c6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アイリス | 作成日時：2015年2月2日 14時
