第4話 見つけた ページ6
みんながゆらちゃんを質問攻めしているときに、やっと私の転校してきた理由の「人」がわかった。
.
奴良リクオ君。人間の姿でいる時も妖怪が見えているようで、日本人形のことにも気づいていた。
その隣にいる女の子・・・及川つららちゃんはどうやら側近のようだ。
リクオ君は魑魅魍魎の主、ぬらりひょんの孫。
やっと・・・・見つけた。
.
そんなとき、急に封じられていた妖怪が動き出した。私はゆらちゃんが滅するよりも早く、行動した。
.
『炎柱!!』
.
私のその声と共に人形の周りに火柱が上がった。その火柱は徐々に形を変化させ、人形を取り囲むような星の形に変わった。
.
『この世の秩序を狂わせ、私利私欲のために自分の力を使う者は地獄の火炎で焼かれるがいい・・・』
ゆ「こ・・・これ!?」
『五芒星・業火!!』
.
人形は断末魔の叫びを上げ、灰になった。
みんなはほぼ放心状態。まあ、だれだって最初はそうだろうな。
.
ゆ「あ・・・あんた、やっぱり燈火流の・・・」
『この程度の妖怪を封印し損ねるとは・・・これが花開院家の次期当主か聞いてあきれる』
.
名前くらいは聞いたことがあったのだろう、私の言葉でゆらちゃんは顔を真っ赤にしていた。
.
ゆ「な!!い・・・今のは・・・」
『レシートは捨てたほうがいいと思うけど?』
ゆ「あ!!」
.
今気づいたんだレシートとばしたこと。
.
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作成日時:2013年8月20日 9時