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第１話 不思議な二人の転校生 ページ3
『ふああああ〜・・・ねむっ』
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私、燈火Aは大きな口を開けて大あくびをした。
女の子なのにってよく言われるけど・・・・まあ、気にしてないしね。
私はある理由でここ、浮世絵中学校に転校してきました。・・・その理由はおちおち話しますので
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『とりあえず、職員室は〜っと・・・』
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一応、土地勘あるし、こういう学校の建てられかたというものを知っているので、難なく職員室についた。
担任の先生から軽く話を聞き、もう一人の転校生が居ることを知った。
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ゆ「あの〜・・・すみません。今日転校してきた、花開院ゆらですけど〜」
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方言が強い、京都の喋り方だ。そして、何よりも「花開院」その言葉に反応した。
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『・・・花開院・・・』
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私のその小さな呟きは誰にも聞きとられずに、担任は教室へと私たちを案内していった。
無意識のうちに、私は数珠を握り締めていた。
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作成日時：2013年8月20日 9時
