79.エース対決 ページ4
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その後動揺を隠し切れなかった沢村はノリと交代。
薬師も勢いに乗り、観客の声援も完全に奪われた。
6回表で1点差にまで追い込まれたが、
増子さんのゲッツーによりこちらもまだまだ負けてないことが証明できた。
A「増子さぁぁぁぁん!!」
このプレーは大きい。
攻撃では真田のたまに来る甘い球を見逃さなかった哲さんがソロホームラン。
また点差が2点に開いた。
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7回終わって点差は2点のまま。
そして8回表
1点返されて、2アウト ランナー1、3塁
打席には薬師のエースが、
そしてマウンドに青道のエースが上がった。
A「丹波さん……!」
青道のエース、この夏初登板________
亮さんや倉持、なんなら哲さんまで丹波さんの頭を撫で回しているところを見ると、
丹波さんの力みも取れていそうだし、
きっとこの回を抑えてくれるだろう。
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丹波さんは真田を2球で追い込んだ。
そして3球目。
A「!逸らした!」
丹波さんの投げたカーブを御幸がボールを後ろにそらした。
3塁ランナー帰ってきちゃう…
そう思ったのもつかの間、
御幸は咄嗟に右手を出し、白球を弾いた。
そしてそのまま白球を地面に押さえつけた。
A「うぁ、すごいけど絶対痛い。」
それでも同点にされるピンチには変わりない。
そして4球目。
一瞬顔面に当たるかとも錯覚させるような位置からの曲がり。
御幸のミットがいい音を立ててその球を受け止め、
真田を抑え、1点差を守り抜いた。
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ベンチに戻ってくる選手を見ていたとき
御幸「…!」
あいつと目が合った。
そんなヤワじゃないとは思っていたけど、
右手大丈夫かな、と思って目を離さずにいると、
A「!」
彼は右手を上げて
御幸「(大丈夫だよ)」
とでも言うかのように、いつもの勝気な笑みを浮かべながら
ぐっぱと開いて握ってを繰り返した。
A「よし、」
と、私も右手の拳を突き出した。
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ゆかり(プロフ) - 汐音2号機さん» こちらこそよろしくお願いします (2020年7月21日 22時) (レス) id: 9654438337 (このIDを非表示/違反報告)
汐音2号機(プロフ) - ゆかりさん» ありがとうございます!これからも順に投稿していくので、何卒よろしくお願いします:-) (2020年7月21日 19時) (レス) id: e21875e94a (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり(プロフ) - はじめまして!展開が気になります! (2020年7月18日 10時) (レス) id: 9654438337 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:汐音2号機 | 作成日時:2020年6月27日 3時