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一華「お疲れ様二人とも」


A「ん」


一星「ありがとうございます、一華さん。」



今度顔出てあげてねって言ったけど、結局試合があったその日のうちに一星の退院手続きをすることになった。


荷物をまとめなきゃいけないしいろいろ手続きもあるし。


最後まで見届けようと思って、一華に送迎やら手伝いを頼んだ。


一華は「どうせ今日は当直だし」と快く引き受けてくれた。



一華「今日の試合すごかったよ〜

妹もそれなりに器用に動くけど、

一星くん、完全に相手のこと見切ってたもんね〜」



一星「いえ……みなさんの…Aさんのおかげです。」


A「ほんっっとこの後輩可愛い」


一華「でた、Aの年下可愛い発言」




嬉しいことを言ってくれる、と一星の頭を撫で回した。


見習え、灰崎。





一星「でも、俺このあとどうしようかと……

あんなに多大なる迷惑かけたし、

今更許してもらおうなんて思ってないし…」




相当気にしていたんだろう。

スタジアムでも宿舎に戻ってからもずっと思い悩んだ顔をしていたのだ。




一華「大丈夫よ、一星くん。

みんなあんなに必死になって君にボールを回したんだよ?

君を救うために。」



A「さっきも言ったよね。

みんな気にしてないから大丈夫だって。」



一星「でも……」


A「はいはい、いいからさっさと手動かして帰らなきゃ。

夕飯の時間に間に合わない。」




ネガティブな一星を無理やり抑止して作業を進めた。



一星「はい。」



無事退院手続きを終えて、

一華に宿舎まで送ってもらった。




一華「改めて、退院おめでとう、一星くん。」



一星「ありがとうございます。

ほんとにお世話になりました。」



一星は丁寧にお辞儀している。


一華「いいのいいの。一星くんみたいないい子稀だからね。

不謹慎かもしれないけど楽しかったよ。」



A「うん、ほんといい子。」



一華「これからも頑張ってね!

妹のこともよろしくね」



一星「はい。ほんとうにありがとうございました。」



そう言って車を出す姉を見送った。



A「入ろ。」


そう言って隣を見ると、やっぱりどこかやるせない顔をしていた。



A「(もう。)」


一星の頭をガシガシと撫で回して中に入った。









その後ご飯を食べに食堂に行ったんだけど


明日人「一星がいない……」

やっぱり一星の姿はそこにはなかった。









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 みい・フローラ(プロフ) - 続きが楽しみです (7月6日 20時) (レス) @page24 id: 915eefe4dd (このIDを非表示/違反報告)
夜空(プロフ) - とっても面白いです。更新頑張って下さい。 (2022年12月13日 20時) (レス) @page24 id: 9767c8e410 (このIDを非表示/違反報告)
蒼蘭 - いっつもめっちゃ楽しみにしています!!!この作品大大大大大好きです!更新頑張ってください! (2020年5月22日 10時) (レス) id: 25c5d307e8 (このIDを非表示/違反報告)
汐音2号機(プロフ) - 吹雪彩香さん» ありがとうございます!コメント嬉しいです!これからもぜひお付き合いください(^^) (2019年8月19日 0時) (レス) id: e21875e94a (このIDを非表示/違反報告)
汐音2号機(プロフ) - みなさん» ありがとうございます!これからもぜひお付き合いください! (2019年8月19日 0時) (レス) id: e21875e94a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:汐音 | 作成日時:2019年8月6日 0時

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