第十二章:少女の困惑 ページ10
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あの後、およそ1日かけて稲妻町についた私たち。
円堂「戻ってきたな!」
風丸「ああ!」
壁山「久しぶりっすぅ!」
栗松「なんか、懐かしい感じがするでやんすぅ!」
とこの盛り上がりようである。
円堂「イプシロンとの試合まで後一週間!バッチリ調整してレベルアップしていこうぜ!」
「「「おお!」」」
今日から次の目的地が決まるまでしばらくこの町に居られるらしい。
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河川敷を通りかかった時、
円堂「!古株さん、止めてください!」
円堂が何かを見つけてキャラバンを止めるように申し出た。
そこには御影専農のGK杉森と、見たことのないなんだか闇を感じる、というか人相の悪い男の子が一人。
しかも彼、雷門のジャージを着ていた。
後から風丸に聞いた話によると、彼、闇野くん、通称シャドウは学校が壊された日にこの町に来て、彼が転校してきた日には私たちが出発していたらしい。
そこで杉森を中心に形成されている私たちのバックアップチームに招待したらしい。
きっと戻ってきたら入部するんだろうな。
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理事長「諸君、よく戻ってきてくれた。夏未から報告を受けたが真・帝国学園には正直驚いたよ。苦しい戦いが続くが、君たちなら必ず成し遂げられる。頑張ってくれ。」
学校に戻り、理事長のお話を聞く。
学校は建て直し作業に追われていて、あたり一面ブルーシートのような、工事現場でよく見るアレに覆われていた。
理事長「とはいえ、休みも大事。短い時間だが、疲れた体を休めてくれたまえ。」
この言葉を聞き、私は家に帰った。
帰る直前、
染岡「A!この後河川敷で特訓してくけど、お前もこないか?」
と声をかけられた。
でも、長時間の移動や試合続きで正直体と一部精神が悲鳴をあげていたため、
A「パス。疲れたから帰る。」
と告げた。
染岡「相変わらずだなあお前は」
風丸「仕方ないさ。休める時だけでも休ませてやろうぜ」
A「染岡も。足の怪我のことがあるんだからほどほどにしておきなよ」
染岡はあの試合の後まともにケアをしていないはずだ。
それでまた無茶な特訓を重ねたら試合云々の話ではなくなる。
そう思って一応忠告しておいた。
A「あと、真・帝国戦の時…
庇ってくれてありがとう。」
「じゃあ、また明日」と言い残して帰路についた。
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風丸「赤くなるな、染岡」
染岡「なってねえ!!/////」
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リオン(プロフ) - 日向ちゃんも、珠生ちゃんもどちらのお話も大好きです!!自分のペースでいいので更新していただけると嬉しいです。自分はずっと待っていますし、応援しています!! (2021年1月1日 16時) (レス) id: e704f87021 (このIDを非表示/違反報告)
汐音2号機(プロフ) - 吹雪彩香さん» ありがとうございます!ペースはまばらですが順番に更新していきます:) (2019年8月31日 13時) (レス) id: e21875e94a (このIDを非表示/違反報告)
吹雪彩香 - 続き待ってます! (2019年8月15日 2時) (レス) id: 2851876f67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:汐音 | 作成日時:2019年7月19日 14時