銀ノ魂篇/友達 ページ4
街の機械が次々に壊れてゆく。空を飛んでいた戦艦が次々に堕ちてくる。
『一体何が起こってる!! 全ての
焦っているような、心配しているような銀時の声が流れ出るトランシーバーを握り締めながら、源外はただ目の前の光景を見つめていた。
棒の根本へと自身のからだを繋いでいた
何で、と思った。
なんで黙っていっちまうんだ。恨み言の1つくらい吐き捨てていってくれ。
普段はロクに言う事もきかねェポンコツどもが、こんな時に限ってなんで、
静かにその機能を停止してゆく
普段はあんなにうるさいクセに、そこら人間よりよっぽど人間らしいクセに。
人の役に立つのが
役に立たなくても、ポンコツでも、
握り締めた拳がふるふると揺れた。
唇を噛み締める。
脳裏を過るのは、今迄共に過ごしたバカみたいな日々。
俺ァ
……なのに。
平賀源外は、
確かに
でも人は、友達が死んだら哀しむものだろう。
「___人生を
辛そうな、苦しそうな声だった。それでもそんな自身の事など気にも止めていなそうな声だった。
確かに膝を下についているのに、手でからだを支えて、倒れまいとして。
「死ぬよりも辛い道を選ばせる事になっちまったな。だがそれでもケツまくるワケにはいかねェ」
坂田金時は苦しそうにしながらも笑みを浮かべる。
何故なら、
「俺達ァ平賀源外の作った
強いあの人に作られた強い
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作者名:ゆず | 作成日時:2020年10月19日 19時