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服部全蔵 ページ47

「……何してんの?」




私がそう声を上げたのは、コンビニの出入り口で大の大人2人がジャンプの取り合いをしていたからに他ならない。


見廻りの途中にまさかこんな光景を目にするとは。




「A! 良い所に来た、金貸してくれ。ジャンプの半額だけ!」


「オイぃぃぃ、何言ってんだァァ! そんなの反則に決まってんだろうが!」




片方は銀ちゃん。


もう片方の目が前髪で隠れてる人、見覚えがあるような無いような……?




「すいません、お名前聞いても良いですか?」


「この状況で自己紹介しろってか!?」




それもそうか。


見ていて虚しくなるこの光景、私がどうにかしなければ。




スタスタと2人に近付いて行って、足を高く上げる。


______そしてそのまま、2人が引っ張り合っているジャンプに踵落としをした。


真っ二つになってそれぞれの手に握られたジャンプを見て、ニコリと笑う。




「これで良いですよね? 自己紹介お願いします」


「何言ってんだ! おま、俺のジャンプが……!」


「ああ!? テメーのジャンプじゃねェ、俺のジャンプだ。それをA、お前……!」




怒る2人に、やっぱりニッコリ笑って言った。




「営業妨害で逮捕されるのとジャンプを破られるの、どちらが良かったですか?」


「「……ジャンプ破られる方で」」




せめてこんな所でやってんじゃねーよ、コンビニに迷惑だろうが。


そう心で呟いてから、目が前髪で隠れてるその人を見る。




「服部全蔵。元御庭番だ」


「御庭番、って事は忍者ですか……しかも服部って、結構な名門じゃ」


「お嬢さんよく知ってんな」




御庭番って言ったら、幕府に仕えてたって事をだ。


だから見覚えがあったのかな。どこかで会った事あるのかも。




「……もしかしてお前、吉田Aか?」




そう逆に尋ねられた。


そうです、と頷くと、ポンと肩に手を置かれる。




「赤い眼鏡かけたくノ一に気を付けろ」




……誰だ、それ。


銀ちゃんを見ると、とんでもなく嫌そうな顔をしていた。




……誰だ、それ?

後書き→←お姉ちゃんと総悟と太陽



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ゆず(プロフ) - ももさん» はい、頑張ります! (2020年4月17日 14時) (レス) id: d7263fa231 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - ゆずさん» 全然、大丈夫です!これからも頑張ってください!応援してます! (2020年4月17日 11時) (レス) id: 3ad4efd6ac (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - ももさん» 教えてくださって本当にありがとうございます! 直しました。ちょっと台無しですね・・・、本当にありがとうございます。 (2020年4月17日 10時) (レス) id: d7263fa231 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - 突然失礼します。ページ39の四葉が過去を振り返り終わった2文目、恐らく「銀時に惚れた」と書きたかったのでしょうが、「銀魂に惚れた」になってますよ。 (2020年4月17日 0時) (レス) id: 3ad4efd6ac (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - ゆいさん» ありがとうございます! 思っていた以上に四葉が皆さんに好かれていて本当に嬉しいです。期待に応えられるよう頑張ります! (2020年4月15日 19時) (レス) id: d7263fa231 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆず | 作成日時:2020年3月21日 18時

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