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真選組動乱篇/くたばるなら ページ16

ガシャンと、通信機を乱暴に放す。


「銀さん……」と言う新八には応えず、前を向いたまま言った。




「ふぬけたツラは、見飽きたぜ。丁度いい。真選組が消えるなら、てめーも一緒に消えればいい。墓場までは送ってやらァ」


「冗談じゃない、僕はいかな、」




後部席に身を乗り出して、土方(・・)の胸ぐらを掴んだ。


「あわわ」と言っている神楽に、運転は任せる事にする。不安しかないけど。




「てめーに言ってねーんだよ。オイ、きいてるかコラ、あん? 勝手にケツまくって人様に厄介事押しつけてんじゃねーぞ、コラ」




上司や部下のフォロー三昧で、A曰く風邪だろうと熱だろうと仕事をしようとして、A曰く滅多に人を頼らない、お前が。




「てめーが、人にもの頼むタマか。てめーが、真選組他人に押しつけてくたばるタマか」




全部忘れる気か。全部投げ出す気か。


全部全部、他人に押しつけて。


……そんなタマじゃねェだろう。




「くたばるなら大事なもんの傍らで、剣振り回してくたばりやがれ!! それが土方十四郎(てめー)だろうが!!」




まだ何か腑抜けた事言うか。


そうジッと自分を見据える銀時に、「ってーな」と呟いた。


両手で、自分の胸ぐらを掴んでくるその両腕をガシッと掴む。




「痛ェって、」




顔面に手をやって、




「言ってんだろーがァァァ!!」




その中身スカスカと思われる頭を、思い切り座席に押しつけた。

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(プロフ) - なるほどです!ありがとうございます! (2019年12月17日 18時) (レス) id: d4e761c72f (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 哀さん» すみません! 次巻は用意をしただけで、まだ1ページも書けていないんです。でき次第すぐに公開します (2019年12月17日 16時) (レス) id: e1a0e02e53 (このIDを非表示/違反報告)
アスミ - パスワード教えて欲しいです! (2019年12月17日 15時) (レス) id: 41e9138099 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - はじめまして!とても面白かったです!次の作品も読んで見たいのでパスワードを教えて頂けると嬉しいです! (2019年12月16日 16時) (レス) id: d4e761c72f (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - %さん» 結構長いのに、2日で読んで下さるなんて…! とても嬉しいです。頑張ります! (2019年12月15日 22時) (レス) id: e1a0e02e53 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆず x他1人 | 作成日時:2019年11月29日 17時

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