嫌な予感 2 ページ13
散歩を終えて屯所に帰ると、なんだかバタバタしていた。
「あ、A! 行くぞ」
「え? どこに?」
ポカンとしているとトシに見つかって、腕を引っ張られる。
パトカーに乗せられて、私は目を丸くしながらシートベルトをしめた。
アクセルが踏まれて、荒々しく出発する。
「と、トシ? どーしたの?」
「銀行で星海坊主に倒されたえいりあんが居ただろ。あれがターミナルで暴れてるんだとよ」
「ターミナル!? ヤバくない?」
「ああ、ヤバい」
ターミナルといえば、幕府の重要建築物で空の玄関口。
許可無く発砲すれば大事だし、かといって放っておけば一般客がどうなるか。
「……あれ?」
ターミナルといえば、幕府の重要建築物で
もしかして……!
「トシ、とばして! 全速力!」
「ああ!? 何だ急に!」
「もしかしたら居るかもしれないの!」
「誰がだよ!?」
「神楽!」
それに星海坊主も一緒に居る筈だ。
だけど、何だか嫌な予感がした。
そしてこういう時の私の勘は、嫌になるくらい当たってしまう。
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ゆず(プロフ) - fubukiさん» ありがとうございます! これからもよろしくお願いします! (2021年2月22日 22時) (レス) id: d7263fa231 (このIDを非表示/違反報告)
fubuki(プロフ) - 題名が覚えている百人一首の句なのでとても嬉しくなりました!面白いです。 (2021年2月22日 21時) (レス) id: 8d00889b6b (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - グリみいさん» ありがとうございます!そう言っていただけて凄く嬉しいです。更新頑張りますので、これからもどうぞよろしくお願いします! (2019年9月4日 18時) (レス) id: e1a0e02e53 (このIDを非表示/違反報告)
グリみい - 感動して泣けました!!凄くこのシリーズが大好きです!!応援してます! (2019年9月3日 22時) (レス) id: 460e4835e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆず | 作成日時:2019年8月18日 10時