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調子に乗っても良い事無い 2 ページ8

「いや〜、これで昇格決定かな?」


「昇格しようとテメェは一生俺の下でィ」


「・・・死ねと?」




山崎を呼んでパトカーを持ってきてもらい、桂を連行する。


総悟が助手席に座りやがったので、私は桂の隣だ。運転は勿論山崎。




「本当に助かったわ〜、馬鹿で」


「篠葉さん、笑顔が黒いです」




心から笑ったのだが、山崎にそう言われる。


うるせぇ、と後ろから耳を引っ張ってやった。




「痛いです!事故ったらどうするんですか!」


「そん時はそん時。私死ぬ気しないし」


「アンタは死ななくても俺は死にますから!」


「凡人に生まれた自分を恨みな」


「自分は凡人じゃないって?流石馬鹿、根拠のねェ自信」


「あ?」




喧嘩を売ってきた総悟を睨みつけていると、隣の桂が突然、クククと笑い出した。




「え、何その笑い方。キモッ!」


「き、貴様、さっきから何と失礼な・・・。まあ良い」


「え?」




私が眉を顰めるのと、同時だった。


付けていた筈の手錠はいつの間にか外されていて、その手には見覚えのある球体が。




「やばっ!」


「さらばだ」




爆弾だと思っていたそれは煙幕だったようで、辺りが真っ白に染まる。


気付いた時には、桂は消えていた。




「・・・総悟。コレどうする」


「・・・隠蔽って事で。山崎、土方さんにチク(いう)んじゃねェぞ」


「は、はい!」




結局サボれなかった。

甘味は世界を救う→←調子に乗っても良い事無い



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作者名:ゆず x他1人 | 作成日時:2019年6月23日 23時

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