検索窓
今日:6 hit、昨日:5 hit、合計:45,311 hit

ページ29

真ん中は黄色で、オレンジ、赤。


きらきらとこぼれ落ちていく余韻は、本当に綺麗だった。


「うわっ見た?今の!綺麗だったな!」


思わず高木に目をやると、



ドキン。




高木がひどく優しく、微笑んで俺を見ていた。




「もう…ありおかくん、かわいいなぁ」



「…へ?」



ひゅるるる…



次の花火が上がる音がする。




でも、花火は見えなかった。



目の前に高木の顔があって、

唇からじんわりと熱が伝わった。



、!キス、されてる…



高木は俺の後頭部を手で掴んで押さえ込んだ。何度か角度を変えて唇をくっつける。
俺はいやいやと首を振ったが、いっこうに離れてくれない。
柔らかくて、温かいのがくっついたり、離れたり…

唇がくっついたまま、高木が口を開けたので、自然と俺も口を開けることになった。


じゅぷ…

唾液をたっぷり含ませて、高木の舌が入ってきた。


「ん、っふぅ…」

やめて、と言葉にできず、
鼻から息が抜けるだけ。


高木の舌は、俺の歯列をぞわぞわとゆっくりなぞり、上顎のざらざらした部分を擦り始めた。


!やば、

俺、それダメ…


「〜〜ん、っは、ぁ、ゃあっ!」


高木をなんとか突き飛ばして、

荒くなった息を整える。



はぁ、はぁ…


もぅ、俺…なんで…



「なんで、勃たせてんの?」


高木が唇を舐めながら俺を笑う。


!!…キスだけで。
スーツの下で、俺のものはすっかりテントを張っていた。





「お、おま…バッカじゃねーの?

男同士だぞっ?」



「えぇー?

男同士でも、気持ちよくなれるじゃん。


俺…ずっと前から、ありおかくんのこと好きだったんだよ?」




高木の顔がずいっと近づいて、

耳元で、

声で、

犯される。


「俺と気持ちいいこと…しよ?」

・→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (121 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
299人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

まや(プロフ) - ちちちさん» ちちちさん、コメントありがとうございます!よくしろくまさんのページでお見かけしていますちちちさんですよね?|´-`*)遊びにきていただけてたなんて嬉しいですっ! (2019年4月27日 20時) (レス) id: b929bba7e5 (このIDを非表示/違反報告)
ちちち(プロフ) - ときめきと切なさと背徳感にキュンとしました!最後のゆとひかのゆーとの色気ったら! (2019年4月26日 19時) (レス) id: 666edffd2b (このIDを非表示/違反報告)
まや(プロフ) - しろくまさん» 大好きなしろくまさんにきゅんとしていただけたなら幸せですっ(´∩ω∩`*)ありがとうございます! (2019年4月26日 1時) (レス) id: b929bba7e5 (このIDを非表示/違反報告)
しろくま(プロフ) - まや様、Twitterのやぶひかお話しを上げて下り、ありがとうございます。改めて読ませていただいて、きゅーん(//∇//)やっぱりまや様の学園物は鉄板ですね…!! (2019年4月25日 8時) (レス) id: f22c03c885 (このIDを非表示/違反報告)
まや(プロフ) - ねね子さん» 来て下さってありがとうございます(*´˘`*)どうも薮くん病み気味です(笑)ねね子さんに褒められるなんて嬉しすぎます〜(//∇//) (2018年9月30日 22時) (レス) id: 66cf309f23 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:まや | 作者ホームページ:http://ma-no homepage  
作成日時:2018年6月5日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。