# ページ22
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車椅子生活にも慣れた頃。
僕と弟は施設に入れられた。
"家、行ってみる？"
前の家はどうなっているのかが気になって。
弟に車椅子を押してもらって僕達の家に向かった。
『あ.....』
二人揃って同じ言葉を出したのを、今でも覚えている。
家は、ちょうど取り壊し工事が行われていた。
『おにいちゃん！』
帰ろっか。
こんなの見たって。
でもそれは、弟の叫び声で消え去った。
弟が僕の車椅子を力一杯に押して。
何が起きたのか振り返ると、ものすごい音をしながら。
弟に向かって。
鉄骨が落ちてきていた。
何やってるんだよ。
普通兄が弟をまもるだろ。
もう。
何回自分を責めまくったか覚えていない。
これで、完全に一人ぼっちになってしまった。
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ななこ - 次回作のリクエストですが、病気で体が不自由になっていく翔くんとそれを支える家族のお話が読みたいです。リハビリで抗っても、歩いたり、できることがどんどん少なくなって、寝たきりに近づいてしまっていく不安を支える兄弟…という感じです。よろしくお願いします。 (2019年8月20日 18時) (
レス) id: 4b559fd6dd (このIDを非表示/違反報告)
ななこ - いつもお話拝読しています。今回のお話もとても引き付けられました。 (2019年8月20日 18時) (レス) id: 4b559fd6dd (このIDを非表示/違反報告)
未来 - 絡みもお願いします!次回作待ってます! (2019年8月20日 14時) (レス) id: ae35368d95 (このIDを非表示/違反報告)
未来 - いつも楽しく読ませていただいています!リクエストですが､心臓の弱い翔くんは家族とうまくいかず､家出してしまい他の4人が住むシェアハウスに病気を内緒にして居候するお話が読みたいです｡今回は智くんとの絡みが多かったので他のメンバーとの (2019年8月20日 14時) (レス) id: ae35368d95 (このIDを非表示/違反報告)
_桜良(プロフ) - 追加で相葉くんが担当医、手術で少しは小さくなったが副作用で苦しむ翔くんを支えるみたいな感じでお願いします。長々とすいません。 (2019年8月20日 14時) (レス) id: 7664e04002 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柚翔南 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=citrusfruit1
作成日時：2019年8月18日 14時
