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50_眠った時間 ページ14

オビ「目覚めてすぐにまた怪我をするのはやめてくれよ?A嬢」






A嬢の目が覚めたと聞き急いで薬室に向かってみればいきなりA嬢が殴りかかってきた。
驚いてカバーしようとすれば殴ることなく俺の横を通り過ぎ窓から飛び降りる・・・かと思いきや足を窓枠に足を引っかけ落ちていく・・・。

オビ「って!え!ちょ、ちょっと嘘でしょ!」

俺は慌てて窓から飛び降り落ちていくA嬢を空中で捕まえ一回転して着地する。

俺が声をかけるとA嬢はゆっくりと目を開けこちらを見た。その顔は相変わらずの無表情で、とても引き込まれる瞳をしていた。

オビ「おはようございます、A嬢。久しぶりの外はどうですか?」

俺は腕の中にいるA嬢に話しかける。
A嬢は軽いため息をついてから『最悪です』と答える。

オビ「最悪ってひどいじゃあないですか。せっかく俺の腕の中にいるのに・・・ってちょっと!暴れないで下さいよ!落としますよ!」

A『・・・落としていいのでおろしてください』

オビ「それはできないですねぇ。主の所に戻ってもらわないと困るんで」

A『・・・わかった、自分で行きますから降ろしてください』

オビ「それも無理ですね。A嬢、あんたどのくらいの間眠っていたのか知っているかい?」

少し真面目な顔をしてA嬢に問いかける。するとA嬢は横に首を振る。

オビ「一か月」

A『・・・え?』

A嬢は珍しく間の抜けたような、驚いたような声をあげる。

オビ「一か月、一か月もあんたはずっと眠り続けていたんですよ。それなのに以前のように動けるわけがないでしょう。また変に動かれて怪我でもされたら困るんでね。大人しく運ばれててくださいよ」

そう言うとA嬢は何か考え始めたようで大人しくなった。そんなA嬢をゆっくりと主の元まで連れていく。お互い一言も話すことはなかった。

久しぶりに見たA嬢はとても小さく見えた。

(守らないと)

俺がしっかりとA嬢のそばにいればこんなことにはならなかったはずだ。何度繰り返したかわからない後悔をまた繰り返す。

(今度は必ず・・・)

そんな事を考えていると主の待つ薬室に着く。

オビ「お待たせしました主」







内容が薄くてすみません。次回からもっと濃くしていきます。

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オビ大好き(プロフ) - ミルさん» 返信、更新が遅くなってしまいすみません。コメント本当にありがとうございます!少しずつですが頑張っていきます、楽しんで読んで頂けると嬉しいです。 (2017年12月5日 22時) (レス) id: 18b5cfd9e7 (このIDを非表示/違反報告)
ミル - とても面白いです!更新頑張って下さい!! (2017年10月10日 21時) (レス) id: 31845f0f7d (このIDを非表示/違反報告)
オビ大好き(プロフ) - コハルさん» コメントありがとうございます。更新が遅くなってしまい申しわけありません。今後も楽しく読んで頂けると嬉しいです。 (2017年7月20日 13時) (レス) id: feff5c808f (このIDを非表示/違反報告)
コハル - すっごくおもしろいです!応援してます!!がんばってください!!! (2017年7月18日 19時) (レス) id: ac42cc4477 (このIDを非表示/違反報告)
オビ大好き(プロフ) - ハルさん» とても力になるコメント、応援有難うございます!なるべく早く、沢山更新できるよう頑張ります。なので楽しみに待って頂けると嬉しいです。また、意見や良かった感想など教えて頂けると嬉しいです。これからも楽しんで読んで頂けるよう頑張ります。 (2017年6月1日 23時) (レス) id: feff5c808f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:クリオロ | 作成日時:2017年5月3日 17時

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