私のこと好きですか?【名前変換オリジナル】

(27)貴方side. ページ27

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A「……」


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柚樹「……」


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さっきから､

私たちはずっと無言だった｡


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昨日はあんなにおしゃべりしたのに､

昨日のことも､さっきのことも､


全部､全部…ﾓﾔﾓﾔしてそれどころじゃないんだ｡


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A「……はぁ…､」

柚樹「……はぁ…､」


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A･柚樹「え？」


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ハモった｡

見事にハモった｡


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……


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A･柚樹「…ﾌﾟｯ､…」


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それがおかしくて､

二人でｸｽｸｽ笑ったり､ｹﾗｹﾗ笑ったり。


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さっきまで

ﾓﾔﾓﾔしてた気持ちが､一瞬にしてなくなったんだ｡


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ちょっとだけ､

ちょっとだけまた心が開けた気がする｡


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A「ﾊﾊｯ､……ｯはぁ…」


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笑い疲れた私は

はぁ､と小さな溜息をつく｡


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そして､

楽だった気持ちが重い方向に向けてきたのは…


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柚樹「…ねぇ､葛城さん｡」


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柚樹くんだったんだ｡


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本当､

なんでこう…私ってついてないのかなぁ｡


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私は､


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私は―…


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柚樹「昨日…さ､保健室で…男の子と一緒に居たでしょ…？」


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幸せになれない運命なのかな｡


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