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第十一話 (或る爆弾) ページ14

窓から差し込む光で意識が戻る。
ぱちり、と片目を開いてみると、見慣れない景色が飛び込んできた。

「ここ…どこだ……」
敦は上半身を布団から起こし、そう呟いた。

(孤児院の起床喇叭は?早朝点呼は?)
もう聞きなれた単語を脳内に浮かべていると、突然、四角い
機械が、ピピピピと、けたたましい音で鳴り始めた。
直ぐ様起き上がり、鳴っている機械を手に取る。
(ぼ、ぼたんどれ…!?)
カチカチと押していると、音が止んだ。そのまま、その機械を耳へと持っていく。

「は、はい…?」
恐る恐る、向こう側にいるであろう人物に声をかける。
『おう敦!新しい寮では善く眠れたか?』

昨日ぶりの声が聞こえてきた。敦はほっと胸を撫で下ろす。
そうだ、僕は___。
「お蔭様で…こんな大層な寮を紹介していただいて…」
敦は胸にくる何かを押さえながら、中原に応答する。

『そうか!そりゃ良かった!…なァ、敦…』
「?何ですか?」
中原は申し訳なさそうに答えた。

『……ちょいと、助けてくれねェか…?』


▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼

「…あ、あの…」
「あァ、よくきたな、敦」

敦が見たのは、自分の身長より少しばかり高い木に引っ掛かっている
書類のようなものをぴょんぴょんと飛んでとろうとしている中原の姿だった。
「…な、何してるんですか…?」
「…書類が、風で吹かれちまって…異能使うなンて、恥ずかしいだろ…」
と、少し俯いて話す中原に、どこか母性本能が出る敦。

「あ、僕取ります!」
「お、そうか?ありがとな」
ニカッと笑ったその顔は敦の頬を赤く染めた様でした。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
はいごめんなさい。最近謝ってばっかりですね←
もう少し更新速度あげていきたいなぁ、と思います。
次はstprの方を優先的に進めていきます!

ここまで読んでいただきありがとうございます!
次回をもうしばらくお待ちください!

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設定タグ:文スト , 中原中也 , 武装探偵社   
作品ジャンル:アニメ
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街うさ - ちゅや推しなのでこのお話大好きです!ポツィとお気に入りしときます! (2019年12月25日 2時) (レス) id: 163054ed53 (このIDを非表示/違反報告)
さばのみそにかん(プロフ) - いっちゃんさん» お褒めのお言葉、ありがとうございます!ご期待に答えられるよう頑張ります! (2019年12月14日 21時) (レス) id: 18d83fcc83 (このIDを非表示/違反報告)
いっちゃん - 面白い!私こういう作品は好きです!更新楽しみにしています!! (2019年12月1日 2時) (レス) id: b69b77c746 (このIDを非表示/違反報告)
さばのみそにかん(プロフ) - 銀桜さん» 相互フォローしました!これからよろしくお願いします! (2019年11月26日 20時) (レス) id: 18d83fcc83 (このIDを非表示/違反報告)
さばのみそにかん(プロフ) - 二次オタコミュ障さん» か、神ですかっ!?そう言っていただき光栄です!ご期待に答えられるようがんばります!コメントありがとうございます! (2019年11月26日 20時) (レス) id: 18d83fcc83 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さばのみそにかん | 作成日時:2019年6月17日 19時

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