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狭い部屋の、壁に背をつけて立っている。
正面にはとしみつの顔。
すっごく久しぶりな気がする。
『久しぶりだね』
と「…うん」
私の顔をじっと見ていたとしみつが、ため息をついた。
と「A」
『なに?』
次の瞬間、私はとしみつの腕の中にいた。
え、え、待って。
抱きしめられてる。
あ、いい匂い。
『…としくん?』
と「…」
『としくん、…力が強いです』
と「あ、ごめん」
私の背中に回していた手を緩めた。
そのまま、私の肩におでこを乗せる。
と「…会わんって言ったの、取り消していい?」
『え?』
と「だからー…」
としみつが顔を上げて、私の顔をまっすぐ見る。
と「会いたかった」
えぇぇ。
どんだけきゅんきゅんさせたら気が済むんですか。
抱きしめられた時点で私の心臓は限界突破している。
『私も、…会いたかった』
と「嘘やん」
『え、ほんとだよ?』
と「他の男に持ち帰られといて?」
としみつが、じろっと私を見る。
『っそれは、としくんを忘れなきゃなって思って』
と「忘れんなよ」
『だって、ガチ勢やめてとか、やめないなら会わないとか言うから』
と「あー、それ、それさ」
としみつが自分の頭をわしゃわしゃする。
あぁ、せっかくイベント仕様なのに。
と「それ、やっぱ無し。無理だった。俺が」
と「会いたくて、なんも集中できん」
ねぇ。それどう言う意味?
さすがに期待しちゃうよ。
『それって、』
私が口を開いた時、ドアがノックされた。
虫「としみつ〜、イチャイチャタイムに悪いけど、そろそろメイクの時間だって」
と「あー、おっけ」
ドアに向かって返事して、私を見る。
と「悪い、呼んどいて。もう行かなきゃ」
『…うん。頑張ってね』
と「終わったら、連絡する」
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なんだかとんでもない閲覧数になっていて
更新するの緊張します。作者です。
一日で10000HITって何事…?
こんな、脳内妄想たれ流し作品を
たくさんの方に見ていただいて
ほんとうにありがとうございます!!
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こは(プロフ) - 胸が…ぎゅーーーってなった……すきです…ありがとうございました…(?) (2020年4月23日 12時) (レス) id: 78e7bcbdad (このIDを非表示/違反報告)
ぴ(プロフ) - う、うわぁ、ありがとうございます、ちゅっちゅさんの文才ありすぎ羨ましいです、、、頑張ります泣 (2019年7月19日 8時) (レス) id: f2a0ee3fb7 (このIDを非表示/違反報告)
ちゅっちゅ(プロフ) - ぴさん» ぴさんの見てます!(笑)がんばってください(笑)ありがとうございます!! (2019年7月19日 1時) (レス) id: 28ddd181e2 (このIDを非表示/違反報告)
momo(プロフ) - 何回読んでもキュンキュンさせられます! (2019年7月13日 1時) (レス) id: af508cf9f8 (このIDを非表示/違反報告)
ハルキ(プロフ) - キュンキュンが止まらない作品でした!ありがとうございます!また新たな作品も楽しみにしております! (2019年7月12日 7時) (レス) id: 08df1f4a97 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちゅっちゅ | 作成日時:2019年6月12日 1時