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「記憶喪失であろうと何だろうと、ドクターが指揮官であることに変わりはない。氷鷹、こいつに俺たちの指揮はとらせられるか？」
「まだ分からない。明星が言うには、とりあえず俺たちの戦いぶりを見て、出せるなら指示を出せと。俺も同意見だ」
「なるほど……実際、貴様らはそうして成長してきた訳だしな。ドクター、こいつらの戦闘方法について少しだけ話しておく」
敬人の手招きに応じ、建物の影に入りながら話を聞く。
「こいつらは、遊木を除く全員が遠距離オペレーターだ。つまり、遊木を盾に攻撃を集め、他の者に攻撃が行きにくくすると戦線維持ができる。衣更は、医療オペレーターにも補助オペレーターにもなれる特殊オペレーターだから、状況に応じて使い分けてやれ。ひとまず以上だ、行け。俺もサポートする」
「は、はいっ」
背を押されて、一足先に戦場入りした北斗の横へ並び立つ。
「来たか、ドクター。俺たちの戦いぶりはどうだ」
「現時点では良いと思う。確認される限り敵影は全て歩兵だから、真くんが押し留めてる間にスバルくんが攻撃を加えて、北斗くんと真緒くんで援護と打ち漏らしの補完をすればいいと思う」
「同意見だ。お前の才能は失われなかったようだな」
北斗が優しく目を細めた。その時、真が駆けてきた。
「周囲に敵影は見当たらず！ひとまず戦闘終了だよ！ってわっ、蓮巳先輩！」
「わっとは何だ、遊木。俺たちも合流すると聞いていただろう」
「いやぁ、ちょっと驚いちゃって……あれ、明星くんは？」
「あ、あそこに……」
あんずが指さした方向には、スバルの姿があった。子連れの市民と何やら話している。あんずが駆けていくと、会話が聞こえてきた。
「やめ、やめて、近づかないで、殺さないで……！」
「殺さないって。そんなに俺は信用できない？」
「どうせお前もあいつらと同じ感染者だ！俺たちを殺すに決まっている！」
「……俺はあいつらとは違うけどなぁ」
「はいはい、やめろって。俺は感染者じゃないからな〜、スバルが怖いやつは俺について来いよ。ほらこっち、こっちはまだ安全だから」
真緒が駆けつけ、市民を誘導していく。その後ろ姿を、スバルはじっと見つめている。
「……スバルくん」
「あんず。そっか、戦闘は終わったんだね」
「うん。あの……」
「いいんだよ、慣れてるから」
スバルは少し悲し気に笑った。
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彩音(プロフ) - Chrisさん» ほんとですか･･･!?ドクター出てこなくても全然楽しめるタイプなので、是非投稿して頂けると嬉しいです。 (2022年8月4日 20時) (
レス) id: 25043c6aac (このIDを非表示/違反報告)
Chris(プロフ) - 彩音さん» コメントありがとうございます、返信遅くなり申し訳ありません>< ドクターが出て来ないパターンであれば、今も書いておりますので、機会があればこちらにも投稿しようと思います。好きと言っていただけて、本当に嬉しいです。 (2022年8月2日 11時) (レス) @page7 id: e6bb7f68d0 (このIDを非表示/違反報告)
彩音(プロフ) - やばいどちらも好きなゲームだから最高でした･･･。更新が止まっていて悲しいですが、この作品好きでした！！ (2022年7月25日 22時) (レス) id: 25043c6aac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Chris | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/chrisinfo/
作成日時：2020年10月6日 21時
