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何故奏汰ではなく千秋なのだろうと一瞬思ったが、そういえばとAは千秋から貰った企画書の控えの写しを思い出した。その中に、千秋が企画したものではないものの、「Saga計画」と記された書類があった。その時、陣と千秋は同じユニットに所属していたはずだ。
それに、千秋だって決して身体が強い訳ではない。
その辺りを加味すると、千秋から陣に話が行ったのは頷けることだ。
「自分、あまり他人とは話したことなかったんですけど」
Aは手の中の鍵を眺め、言葉を探した。
「でも、自分が何もしない間に誰かがいつの間にかやってくれてるなんて、ちょっと情けないじゃないですか。特に私の場合は、私には絶対に出来ないことというのがある訳で……そういうあたり、自分でも責任とれるようにしておかないと、後々困るだろうなぁって……うぅん、何が言いたいんだろう？」
「要は、自分で出来るからお兄ちゃんたちはおせっかいを焼くなよーって言いたいのかねぇ」
陣がくすくす笑った。
「でもそういうこと言えるなら、必要な時に他人を頼るっていう発想はちゃんとあるんだな」
「当たり前ですよ。ちょっと風邪拗らせたら海に帰るしかないですから」
「海に……あーうん、そうか、そうだったわ……んじゃあまあ、そういうことだから」
学院を出たAはまっすぐ寮に帰って荷物を置いた。ぽちぽちとスマホをいじり、千秋と奏汰のスマホにメッセージを送る。2人は既にESで支給されたスマホを使うことが多いため、早い返信は期待していない。
それから2週間。
天然コミュ障人間Aは、学校に通い始めたのに友達と呼べる人はひとりも出来ず、しかし学校には通って資料を読んだり自習していたりしていた。
「思てたんとち〜が〜う〜……」
どこかで耳に挟んだ歌を思わず口ずさみながら。
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Chris(プロフ) - 冬枯さん» 元々あんスタ知ったこと自体ツキウタ。がきっかけで、あんスタ→ツキウタ。→あんスタ(今)みたいな感じなんです。製本も、とりあえず自分用に作ってみて、満足行く出来なら頒布に出そうかな、くらいなので本当におかまいなく……>< Musicの星5千秋は大変でした^^; (2021年1月10日 11時) (
レス) id: 313ba381d4 (このIDを非表示/違反報告)
冬枯(プロフ) - 本欲しい…でも無理そう…面目ない… 主さんツキウタ。ご存知だったんですね！まだツキアニ。2を見た程度で何も知りませんが少しずつ知る予定です。☆5千秋おめでとうございます！更新しつつはヤバいっすね…！これからも応援してます！ (2021年1月9日 14時) (レス) id: ec10afebdf (このIDを非表示/違反報告)
Chris(プロフ) - 冬枯さん» いつもコメントありがとうございます！そうなんです、プロ科の1年生です。本編ではつぼみまでの成長で、開花まではしませんが、いろんなアイドルたちと関わる中で成長していく主人公を描き出せればと思います。 (2020年12月31日 17時) (レス) id: 313ba381d4 (このIDを非表示/違反報告)
冬枯(プロフ) - 続編ありがとうございます！！主人公ちゃんは正式に作られるプロ科の1年生か！！あんずちゃんなどの力を借りて成長していくんですかね…？その前に何かありそうな気もします…読めば読むほどお話に引き込まれる感じがします！これからも更新楽しみにしてます！ (2020年12月31日 15時) (レス) id: ec10afebdf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Chris | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/chrisinfo/
作成日時：2020年12月17日 23時
