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「よーし。教科書はもう届いてるよな？まだ家に届いてないって人は今のうちに手ぇ挙げて。……よし、いないな。じゃ、あと配布物は……ああ、時間割だ。自習とはいえ、ただ自習っていうんじゃ誰しもスケジュール管理とか難しいから、時間割に従ってやってくれればいいよ。はいまわして」
時間割が配られる。兄が小学校の頃見ていた時間割とは違い、日付、時限、教科名の他、ページ数、すなわち教科書のどのページからどのページまでといった情報が記されている。
「あとこれは小テストの時間割表。だいたい月に一度のペースであるから、しっかり勉強しておくように。中間試験と期末試験の範囲も書いてあるから、それも参考にしてくれよー」
ではガイダンスはここまで、と陣は手を叩いた。
「それじゃあ解散。あ、三毛縞はちょっと残ってくれ」
生徒たちはめいめいの荷物を持ち、足早に教室を去って行った。意外にも、言葉を交わし合う生徒はほとんどいない。目を見交わすことはあっても、そこまでだった。
そして教室には、陣とAが残った。
「お前ってあれか、三毛縞斑の妹ちゃんだよな？」
Aは頷いた。
「兄がいつもお世話になっています……？」
「止せ止せ、あいつにゃ俺の世話なんかいらんよ。ええとそれはおいといて、だ。うん、俺から振ったのが悪かったんだけど。お前は健康状態の管理が結構大事だって聞いてるんだけど、とりあえず毎日健康チェックをするからな。保健室にカルテを置いておくから、中休みまでには記入しといてくれ。これ、カルテの鍵」
陣は、Aの手に小さな鍵を落とした。
「カルテの鍵？」
「カルテをまとめたファイルにかけとく鍵だよ。保健室の常連どもは、自分専用のファイルがあって、ひとつひとつに鍵をかけさせてるんだ。一応プライバシーってものがあるしな」
なるほど、とAは頷いて、その鍵を受け取った。
「カルテとファイルはこれな。鍵が合うの確認してくれ」
鍵を差し込むと、かちりと涼やかな音がした。
「合鍵は保健室に保管してあるから、俺もいつでも見られるようにしておく。あとこれは守沢に言われたんだが……守沢、分かるか？」
Aは頷いた。
「お前の身体のことを、クラスで言っておいた方が良いと俺は思ってたんだけど、守沢が言うには、お前が自分で話すと言っていると」
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Chris(プロフ) - 冬枯さん» 元々あんスタ知ったこと自体ツキウタ。がきっかけで、あんスタ→ツキウタ。→あんスタ(今)みたいな感じなんです。製本も、とりあえず自分用に作ってみて、満足行く出来なら頒布に出そうかな、くらいなので本当におかまいなく……>< Musicの星5千秋は大変でした^^; (2021年1月10日 11時) (
レス) id: 313ba381d4 (このIDを非表示/違反報告)
冬枯(プロフ) - 本欲しい…でも無理そう…面目ない… 主さんツキウタ。ご存知だったんですね！まだツキアニ。2を見た程度で何も知りませんが少しずつ知る予定です。☆5千秋おめでとうございます！更新しつつはヤバいっすね…！これからも応援してます！ (2021年1月9日 14時) (レス) id: ec10afebdf (このIDを非表示/違反報告)
Chris(プロフ) - 冬枯さん» いつもコメントありがとうございます！そうなんです、プロ科の1年生です。本編ではつぼみまでの成長で、開花まではしませんが、いろんなアイドルたちと関わる中で成長していく主人公を描き出せればと思います。 (2020年12月31日 17時) (レス) id: 313ba381d4 (このIDを非表示/違反報告)
冬枯(プロフ) - 続編ありがとうございます！！主人公ちゃんは正式に作られるプロ科の1年生か！！あんずちゃんなどの力を借りて成長していくんですかね…？その前に何かありそうな気もします…読めば読むほどお話に引き込まれる感じがします！これからも更新楽しみにしてます！ (2020年12月31日 15時) (レス) id: ec10afebdf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Chris | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/chrisinfo/
作成日時：2020年12月17日 23時
