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「この距離を荷物持って毎日、というのは少し難しい気がします。一応、学校近くに部屋を借りるとか、或いは通信とのハイブリッドでやるとか、対応はしていただけるみたいですけど」
「ううむ、それに加えて来年度からはESもあるからなぁ……」
「ES？」
Aは首を傾げた。
「あ、それぼくもあんまりよくしらないんですよね。よっつの『じむしょ』をひとつのたてものにいれて、みんなできょうりょくするみたいなかんじだって、ちあきはいってましたよね？」
「ああ。『流星隊』は天祥院が新たに立ち上げる芸能事務所『STARMAKER PRODUCTION』、通称スタプロに所属することが決定している、という話もしたな。俺も詳しく知っている訳ではないが……そうだA、天祥院のことは分かるな？」
「テンショーイン」
馴染みの薄い響きだ。Aは暫く考え、千秋の顔を見た。彼は期待を込めた表情で、微笑みを浮かべてAを見つめ返す。
「そうだな、お前はあいつのことを、英智さんと呼んでいたな。天祥院英智、これならどうだろう」
「……ああ！」
ようやく合点がいった。千秋と初めて銀河鉄道で邂逅した時、共に乗り合わせて旅をした人物だ。
「おやまあ……こうていさんとしりあいだったなんて、あなたってこは……」
むす、とどこか不満げな表情の奏汰。しかし目は笑っていて、拗ねているのは本心ではなく、少しおどけているだけだと分かる。
「む、奏汰にも話はしただろうに。別世界の青葉や月永の話だってしただろう」
「ええ、おぼえてますよ。ちょっと『すねて』みただけです、ぷかぷか……はんぶんくらいは『ほんしん』ですけども。まさかねえ、Aがねえ……」
とっくにこうていさんにめをつけられているなんて……と奏汰が嘆く。
「人脈があると喜んでもいいと思うぞ。たしかに、現実においてもAから奏汰、奏汰から俺、俺から天祥院とつながりはあるが、そうやってつないでいかずとも一飛びに天祥院と関わるチャンスが、Aなら人よりも多いだろうからな」
「ううん、『じんみゃく』とか『ぎり』とか、ほんとうにおとなってめんどうですよね」
「仕方のないことだな。それが大人になるということだし、俺たちはそうなるのがちょっとだけ早いというだけさ」
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Chris(プロフ) - 冬枯さん» 元々あんスタ知ったこと自体ツキウタ。がきっかけで、あんスタ→ツキウタ。→あんスタ(今)みたいな感じなんです。製本も、とりあえず自分用に作ってみて、満足行く出来なら頒布に出そうかな、くらいなので本当におかまいなく……>< Musicの星5千秋は大変でした^^; (2021年1月10日 11時) (
レス) id: 313ba381d4 (このIDを非表示/違反報告)
冬枯(プロフ) - 本欲しい…でも無理そう…面目ない… 主さんツキウタ。ご存知だったんですね！まだツキアニ。2を見た程度で何も知りませんが少しずつ知る予定です。☆5千秋おめでとうございます！更新しつつはヤバいっすね…！これからも応援してます！ (2021年1月9日 14時) (レス) id: ec10afebdf (このIDを非表示/違反報告)
Chris(プロフ) - 冬枯さん» いつもコメントありがとうございます！そうなんです、プロ科の1年生です。本編ではつぼみまでの成長で、開花まではしませんが、いろんなアイドルたちと関わる中で成長していく主人公を描き出せればと思います。 (2020年12月31日 17時) (レス) id: 313ba381d4 (このIDを非表示/違反報告)
冬枯(プロフ) - 続編ありがとうございます！！主人公ちゃんは正式に作られるプロ科の1年生か！！あんずちゃんなどの力を借りて成長していくんですかね…？その前に何かありそうな気もします…読めば読むほどお話に引き込まれる感じがします！これからも更新楽しみにしてます！ (2020年12月31日 15時) (レス) id: ec10afebdf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Chris | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/chrisinfo/
作成日時：2020年12月17日 23時
