3.毒リンゴと王子様と【出水公平】

女の子の日 ページ11

*生理ネタが含まれています。
苦手な方はご注意(?)ください。








痛い、と俺の彼女は隊室にあるソファで寝転がる






腹部を撫でているあたり、腹痛なのだろう(当たり前だけど)






「そんな痛ぇの?」




さっきから唸り続けているAに問う




「………うるさい」






なんたる仕打ち。
俺、悪いことしてなくね?


予想外の返事に、俺は戸惑った






とにかく、機嫌が悪いようなので、これ以上刺激しないように、と俺は隊室を出る




すると、柚宇さんとばったり

腕の中には湯たんぽがあった






「湯たんぽ?」



「そー、借りてきたの。
Aちゃんまだいる?」



「はい。そんな酷いんすか?」



「んー、女の子の日って、個人差あるからねぇ〜」




………………え。




聞いてはいけない事を聞いてしまった気がした







柚宇さんは俺の横を通ると、隊室に入っていく







「………あー


しゃーねぇ」






俺はもう一度隊室に入る




ココアを手にしたAが俺を見る



顔は真っ青だった






「ほれ、今毛布もらってくるから俺の上着着てろ」






「!


……………ありがと」







ああ、
少し弱まってるこいつもいいかも、なんて


ぜってぇ言えねえけど。







.








「おー、生きてるかー」



「太刀川さん…
今日は外で食べてきてください………

ごめんなさい…」



「…俺のことなら気にすんな

それよりお粥なら食えそうか?」




「…………ちょっとなら…頑張れます」





「おし、んじゃ待ってろ。
今ちょうどレイジさんが来てて作ってくれてるから」





「……ありがとうございます」




俺も餅焼いてもらおう


なんて、聞いてない。聞きたくなかった。








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生理ネタ
苦手な方、申し訳ございません。


一度はやってたかったやつなんです。
私、生理痛酷いので…………(泣)

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