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【備考(続き)】
彼女はただそばにいる人に笑っていて欲しかった。くだらない話で笑ってくれる友人が欲しかった。嫌々学校で勉強をしたかった。様々な思いが交差する中、彼女が次に目を開けると目の前には目を奪われてしまうような、白く美しい教会が目の前にあった。
こうして彼女は深海のまちの住人になった。
深海のまちに来てからは生まれつきの持病は良くなっているようで、倒れたりすることはほとんど無い。普通の子と同じように生活ができている。何故なのか理由は分からない。しかし、声は直っておらず、まだ喋ることが出来ない。
失声症の発症は彼女が高校1年生の頃。その際はちょうど病院で入院していたので、原因を調べるために検査を受けたが、結局検査では喉や口に異常がある訳では無いという結果だった。原因は過度なストレスによるものと診断され、ストレスを取り除き、精神的に安定するまで待つしかないと言う診断を受けて終わった。今の彼女は人と話しをすることがとても楽しいので、話せないことを内心気にしており、早く治してみんなと沢山話がしたいと思っている。
彼女が自身の部屋に閉まっているほとんど着ない制服は、彼女が通信制の高校に通う前に通っていた学校の制服。セーラー服。本人は楽しみにしていたのだが、結局は5回ほど着て、着ることはなくなってしまった。捨てようとしたが、悲しくて捨てられなかったらしい。今は部屋のクローゼットの奥底に眠っている。
自分の名前の元が月からきているせいか、夜空を眺めることが大好き。晴れた夜の日はいつもこっそり部屋から抜け出して天体観測をしていた。現在でも、深海のまちからは、あまり見えないが夜空を眺めている。見えないのに見上げる意味はあるのかと言われれば、意味はないのだが、寂しがり屋な彼女にとっては、家族を1番近くに感じるのはこの同じ月を見ている瞬間だと思っているため、夜空を見上げ続ける。
精神的に病んでいた彼女が深海のまちに来てから、あんなに明るい人物になったのは、深海のまちに来て2日目に修道女に言われた「学校生活楽しめなかったんなら、ここで楽しめばいいじゃない。」という言葉がきっかけ。今までの暗かった性格を正反対に強制的に直し、誰にでもとにかく明るく対応していた。いつの間にか今までの反動からか、自由で明るくポジティブな性格になっており、昔の彼女の性格に戻っていた。今では「明るい方が私らしい」と思っている。
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しのちょこ(プロフ) - 和椛 湊さん» 返信遅れてすみません…！大丈夫ですよ、お待ちしております。 (2020年7月3日 5時) (
レス) id: 54db465937 (このIDを非表示/違反報告)
和椛 湊(プロフ) - しのちょこさん» コメントありがとうございます。ぜひぜひ組ませて頂きたいです…！よろしければ、しのちょこ様のボードにお邪魔させて頂いてもよろしいでしょうか？ (2020年6月27日 23時) (レス) id: 4b9dcac783 (このIDを非表示/違反報告)
しのちょこ(プロフ) - コメント失礼します。企画に参加させていただいた、しのちょこです。もしよろしければ篠木神蘭、篠木神零と関係を組んでくれないでしょうか？ (2020年6月27日 23時) (レス) id: 54db465937 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：和椛 湊 -wakaba sou- | 作者ホームページ：なし
作成日時：2020年6月26日 21時
