酔いが覚めたら。Hikaru.Y

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変にソワソワした気持ちでで電車に揺られ、

もう来てるかななんて思いながらオフィスに到着するけどまだ姿はなく更にソワソワする。




｢今日娘の誕生日なの｣



A ｢そうなんですか！おめでとうございます｣


友梨さんとゆるっとした会話をしていると、
ガヤガヤとした話し声が聞こえ始めた…



.


宏太 ｢おっはよー！｣



雄也 ｢ちょ、友梨さんこの前のタクシー代！｣




誰よりもいちばんに探してしまう光さんの姿、


A ｢おはようございます、！｣



光 ｢おはよっ｣




宏太さんも雄也さんも友梨さんも知らない

私たちだけの秘密。




勝手に頬緩んじゃうや……しっかりしないと、



.




｢ねえ、八乙女

娘のプレゼントどっちがいいと思う？｣



光 ｢えーっとねえ、｣


友梨さんのスマホの画面を見るためにこちらに来た光さん。




私に背を向ける形ではあるけどすぐそこにいて
平常心でいることが難しい…


光 ｢俺的にこっちかな｣



｢そうだよね、ありがとう｣



光 ｢どういたしまして｣




部署内に好きな人がいて、
そしてその人と思いが一緒でこんな関係になれて


しかも誰もこの事を知らないこの環境って、

結構スリル満天……？



.





A ｢…！｣



やっぱ光さんってとっても可愛らしい。


自分のデスクに戻る時に私の肩をポンって……






雄也 ｢光くんなんでそんな笑顔なの｣



光 ｢高木がいるから｣



雄也 ｢意味わかんねー｣


ポンってされた後、
光さんの大きな背中を目でこっそり追ってたら

椅子に座った時に視線がぶつかった。





光 ｢高木照れないで仕事しろって｣



雄也 ｢いやしてるんだけど｣




その言葉、雄也さんに向けたんじゃないの分かってる

だって私の方見て言ってるんだもん。

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