ep.105 ページ8
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食事が終わったあと、Aはひとりベッドの上に座って窓の外を眺めていた。
賑やかな雰囲気に浸かった後は、たいてい重く孤独がのしかかる。
かといって二つ隣の部屋から聞こえる眠る前のひとはしゃぎに混ざる気も起きず、ただ冷たい窓ガラスに額を押し付けて目を瞑ったが、後ろから小さな破裂音が聞こえてAは薄ら目を開けた。
「英国紳士がレディの部屋に姿現しってどうなの？」
「薄着をしているレディにブランケットをかけるのも紳士の仕事だろ」
そう言ってフレッドはベッドに上がり込み、Aの腕を取って自分に引き寄せた。
「＿＿＿叔母さんのご飯が恋しい」
「好きだった？」
「いいえ、すごーく不味かった」
Aはくすくすと笑った。
その目から今にも零れ落ちそうに光る涙を、フレッドは見ないふりをした。
「もっと家に帰ればよかった、変に意地張ったりなんかしないで」
Aが瞬きをすると、その拍子にとうとうぽろぽろと涙が溢れた。
「ルーピン先生やあなたのお母様に優しくしてもらうと、時々すごく苦しくなるわ」
「そうだな、おふくろのハグはいつも首の骨が折れそうになる」
Aは小さく笑って、フレッドの顔を覗き込んだ。
「どうしてあなたまで泣くの？」
「Aが泣いてるから」
同時に指を伸ばしてお互いの涙を掬い、どちらともなく唇を合わせた。
濡れていて、少し塩辛い。
「あなたはいなくならないでね」
「もちろん」
「＿＿＿＿ずっと、隣で笑っていてくれる？」
フレッドはひっそりと笑って、Aの額にキスをした。
「
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
短いですがここでちょっとお礼を言いたくて…
早いことになんともうこのシリーズも勢いに任せてPart3まで来てしまいまして、ep.も100を越えました！
いつもお付き合いいただいて感謝でいっぱいです、そしてなんとなんと全シリーズお星さまに色がつきました☆
黄色いお星さまです、白い状態もTHE・自己満小説って感じで嫌いではなかったのですが、やはり自分の"好き！"が詰まったお話を皆さんに読んでもらえたり褒めていただけたりするととてもとても嬉しくて、頑張って完走しよ！という気持ちが湧いてきます♡
お気に入りもたくさんの人にしていただけて( т т )( т т )
コメントも本当に本当に嬉しいです、コメント乞食しようか本気で悩んでた時期が嘘みたいです(笑)
長くなりましたがこれからもお付き合い下さい♡
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マニ。(プロフ) - ちとせさん» ✉️。こんにちは！とても面白いです！もしよろしければ一緒にボードで会話したいのですが嫌じゃなければ💦、これからも更新応援します💝 (2月8日 12時) (
レス) id: b32654e3a5 (このIDを非表示/違反報告)
ちとせ(プロフ) - くろみさん» ただいまです〜♡お互いもうすぐスタジオツアーでしょうか！？全力で楽しみましょうね〜〜🪄︎︎✨ (10月30日 23時) (レス) id: eeb6bd2221 (このIDを非表示/違反報告)
ちとせ(プロフ) - お返事遅くなりすみません(>_<)長い間お待たせしました！完結まで見守っていただけたら嬉しいです♡ (10月30日 23時) (レス) id: eeb6bd2221 (このIDを非表示/違反報告)
ちとせ(プロフ) - ダリアさん» ありがとうございます、励みになりました！どうぞ完結までお付き合いください♡お返事遅くなりすみませんでした(>_<)💦 (10月30日 23時) (レス) @page8 id: eeb6bd2221 (このIDを非表示/違反報告)
くろみ(プロフ) - おかえりなさい♡私も再来月スタジオ行くので双子モチベ上がってます✊💞ゆっくりで良いので更新楽しみにしてます🥲 (9月22日 23時) (レス) id: ad8712394d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちとせ | 作成日時：2023年2月20日 15時
