ep.106 ページ9
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数日後、Aは珍しくハリーたちと同じコンパートメントに乗ってホグワーツに向かっていた。
ハリーはいかに魔法省での尋問が不愉快なものだったかを切々と語ってくれ、ハーマイオニーはその尋問の不当さを延々と本を開きながら説明していた。
ロンは半分寝そうになっている。
Aは廊下に出て車内販売魔女から蛙チョコレートを買い、ついでにジニーとたまに話しているのを見かけるブロンドの髪の少女から不思議な挿絵が書いてある雑誌を買った。
「それ、ザ・クィブラー？あなたそんなもの買ったの？」
「なんだか面白そうだったんだもの＿＿ほら、ナーグル避けにはコルクのネックレスが有効とか……ナーグルって何？」
「私に聞かないで……」
ハーマイオニーは首を振って停車した列車から降り、Aたちは慌ててその背を追った。
外には馬車が止まっていて、Aたちに加えてネビルと雑誌を売っていたブロンドの少女が乗りこんだ。
「この馬車を引いてる動物……何？」
「動物なんていないわ、ハリー…勝手に動くものだと思ってた」
「あたしにも見えるよ、あんたちっともおかしくないもン」
Aがハーマイオニーを見ると彼女は 馬鹿馬鹿しい というような表情で肩を竦め、諦めたように「この子は
「ハイ、ルーナ。さっきは雑誌をありがとう…ところでナーグルって何？」
「うーん、目には見えないからわからないけど、悪戯好きなんだ。靴下とかイヤリングとか、すぐどっかに隠しちゃうもン」
「それは大変ね、コルクのネックレスをしたら追い払えるの？」
「うん、バタービールのコルクがいいよ……素敵なブレスレットだね、取られちゃうかも」
Aは小さく笑って、気をつけるわ と柔らかく答えた。
ハーマイオニーはまた 理解できない と言うように首を振って、黙って大広間にすたすた歩いていってしまった。
*
「Aがいないせいで二人の新商品の実験台にされかけて大変だったんだから！」
ぷりぷりと怒るジニーに内心デレデレになりながら何度も謝り、Aはレモンタルトに手を伸ばしたが、フレッドに横目で圧をかけられ手前のコテージパイを取り分けた。
「甘いものでも太れるわよ」
「それ以上どこもかしこも甘くなってどうする気だA？」
「それどういう意味？」
Aが顔を顰めて言い返すと、マクゴナガルがスプーンでカップを叩く音がして生徒達は前を向いた。
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くろみ(プロフ) - こんにちは♡お知らせ見てpixivすぐダウンロードしてしまいました（笑）！この作品大好きなので読んでみたら確かに文章が所々違っていて新しく読み始めた気分です♡pixivの方も楽しみにしております🥺 (5月12日 16時) (
レス) id: ad8712394d (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - ちとせさん» ✉️。こんにちは！とても面白いです！もしよろしければ一緒にボードで会話したいのですが嫌じゃなければ💦、これからも更新応援します💝 (2月8日 12時) (レス) id: b32654e3a5 (このIDを非表示/違反報告)
ちとせ(プロフ) - くろみさん» ただいまです〜♡お互いもうすぐスタジオツアーでしょうか！？全力で楽しみましょうね〜〜🪄︎︎✨ (10月30日 23時) (レス) id: eeb6bd2221 (このIDを非表示/違反報告)
ちとせ(プロフ) - お返事遅くなりすみません(>_<)長い間お待たせしました！完結まで見守っていただけたら嬉しいです♡ (10月30日 23時) (レス) id: eeb6bd2221 (このIDを非表示/違反報告)
ちとせ(プロフ) - ダリアさん» ありがとうございます、励みになりました！どうぞ完結までお付き合いください♡お返事遅くなりすみませんでした(>_<)💦 (10月30日 23時) (レス) @page8 id: eeb6bd2221 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちとせ | 作成日時：2023年2月20日 15時
