5話 ページ7
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「ほー、じゃああっちの灰色と薄紫の紐を腕に巻いてるのは?」
グリムが見ている方にはアズールがいた。
アズールのことを見ているとパチッと目が合ったので、つい悪戯心が働いて彼に向けてウインクしてみた。
アズールは茹でタコのように真っ赤になって目を逸らしてしまった。
アズールは反応が可愛いから見てて飽きない。
「Aくーん?」
ケイトに呼ばれてハッとする。
そっか、今はこっちの話に集中しなきゃね。
『ごめんごめん、で、なんだっけ?』
「ははっ。丁度ポムフィオーレの話をしようとしてたとこだ。
そう、あっちのやたらキラキラしいのはポムフィオーレ寮。紫と赤の腕章をしている。」
あっ、ルークとエペルだ。2人もう仲良くなったのかな。んー……。フクザツ。
「ホワッ!超可愛い女の子がいるんだゾ!」
「エッ!?男子校なのに!?」
「アホ。男子校に正式入学した奴に女がいるわけないでしょーが。」
『エースの言う通り、あの子は男の子だよ。
男同士でも良いなら、今度紹介してあげよっか?』
「け、結構です……。」
『あはは!冗談だよ〜。』
「A先輩って、結構見た目に反してえげつねぇ冗談言うんだな…。」
うーん……。あんまし冗談のつもりじゃなかったんだけどなぁ。
まあ普通そうか。
「ま、ポムフィオーレは顔面偏差値&美容意識ハンパない連中ってことで。」
「確かに、オレ様Aのことも最初女かと思ったんだゾ。」
「あ、それ。先輩めっちゃ美人だよな〜。」
『えへ、ありがとー。
まあボクはヴィル……うちの寮長に美容のことは厳しく言われてるからね。それなりに意識はしてるよ。』
「そうそう。Aくんも超美形だし、寮長もフォロワー500万人いるマジカメグラマーだよ。」
ヴィルのことが色んな人に知れ渡ってると思うと、誇らしいし何だか寂しい。
ヴィルの美しさは世界に通じるからね。
嫉妬はするけど、近くでヴィルを見れるのはボクやルークだけだから。
「ポムフィオーレ寮は魔法薬学や呪術が優秀な生徒が多いのも特徴だ。」
「A先輩はそうなんですか?」
『うーん、苦手じゃないけど、1番はケイトと同じで占星術が得意だから違うかな。例外もいるってことで。』
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林檎と珈琲豆(プロフ) - 紅さん» ありがとうございます!不定期になるかもしれませんが、面白いと思って頂けるような話を頑張って更新していきますので、これからも読んで頂ければ嬉しいです! (2022年8月6日 23時) (レス) id: 28265de769 (このIDを非表示/違反報告)
紅(プロフ) - とっても面白いですこういう小説待ってました!!更新楽しみにしてます、頑張ってください!!! (2022年8月6日 21時) (レス) id: 4c9728094c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:林檎と珈琲豆 | 作成日時:2022年8月6日 16時