25話 ページ28
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最初はオンボロ寮とサバナクロー寮のエキシビションマッチが行われた。
途中でユウが怪我をしてザワついていたけど、それはすぐに収まることとなった。
「さあ、次はアタシたちの試合よ。」
『そうだね。頑張ろ〜。』
ポムフィオーレ寮の最初の試合はオクタヴィネル寮だ。
あそこは運動が苦手な子が多いから楽勝で点取れるんだよね。
「あっ、グラミーちゃん!がんばろうねぇ。オレたちが勝つけど。」
『勝つのはボクたちだよ。なんせボクがいるもの。』
「おやおや、随分な自信ですね。」
双子に絡まれるけど、気にしない。集中が乱れたらおしまいだからね。
ピーッと言う笛の合図で試合が始まった。
「よっしゃ!取ったぜ!」
最初はオクタヴィネル寮生がディスクを奪った。
一度箒に乗り、辺りを見回す。
このポジションなら……次はフロイドにディスクが行くだろう。
「リーチ!」
『あはっ、やっぱり来た。』
「「!!」」
ボクがディスクを取ると観客席からわああああ!!!っと歓声があがる。
オクタヴィネル寮生って頭いいイメージあったけど……頭の中見え見えなんだよね。
そのまま風の魔法でディスクをゴールまで飛ばし、ポムフィオーレ寮が一点決めた。
「ウソだろ?こっからゴールまですげぇ距離あんのに……」
「A先輩の魔法、速すぎて見えなかったんだけど……」
相手チームの子に褒められてちょっと嬉しい。
でも、これからボコボコにされるのにそんなこと言ってるヒマあるの?
『隙あり〜。』
「あっ!また取られた!」
「チッ、どけよ雑魚!『
またディスクを飛ばそうとするも、フロイドのユニーク魔法によって魔法が逸れてしまった。
……まあ、同じ手は通用しないよね。
そう考えてる間にもオクタヴィネルがゴールを決めそうになる。
『なら……行くよ、ヴィル。』
「準備はいいわ、A。」
ヴィルとボクでディスクに向けて風の魔法を放つ。
ボクたちのデュオ魔法は見事命中し、ゴールに入るかと思われたディスクは逆方向に一直線で飛んでいった。
わあああああああああ!!!!とまたも大きな歓声があがる。
ヴィルとハイタッチを交わし、試合が終了した。
もちろん、ボクたちの勝ちでね。
ヴィルと歩いて控え室に戻るとたくさんのメディアに囲まれた。
これが将来に繋がるといいんだケドね〜。
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林檎と珈琲豆(プロフ) - 紅さん» ありがとうございます!不定期になるかもしれませんが、面白いと思って頂けるような話を頑張って更新していきますので、これからも読んで頂ければ嬉しいです! (2022年8月6日 23時) (レス) id: 28265de769 (このIDを非表示/違反報告)
紅(プロフ) - とっても面白いですこういう小説待ってました!!更新楽しみにしてます、頑張ってください!!! (2022年8月6日 21時) (レス) id: 4c9728094c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:林檎と珈琲豆 | 作成日時:2022年8月6日 16時