16話 ページ19
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⚠︎︎ちょっと6章のネタバレ入ります⚠︎︎
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放課後、ポムフィオーレ寮ではマジフトの練習に勤しんでいた。
ボクは選手の一人なので、世界中にボクのカッコイイところを見せるために大技の練習をしている。
ま、一生懸命やるのが一番カッコイイって言うけどね。
ヴィルが言うには、寮長会議でマレウスが殿堂入り選手として登録されるとこだったらしい。
止めてくれて良かったぁ。強い相手に勝たないと意味ないもんね。
「そのまま攻めたまえ！」
『よし！ディスクゲット〜。』
「えっ、いつの間に！？」
なーんかつまんないなぁ。レオナとやるマジフトが一番楽しいんだけど。
レオナとの試合はいつも引き分けに終わることが多い。
確かにレオナは体格はボクより良いし、頭も良いけどボクだって頭の良さなら負けてない。
実践魔法の成績はボクの方が良いし。
楽しい頭脳戦が出来るんだけど、このポンコツちゃんたちとやってもなぁ……。
「ムシュー・小鳥。君の美しさで髪から滴る汗すらも煌めいて見えるよ。さあ、これで拭くといい。」
『ん？あ、ルーク。ありがと。』
ルークがボクにタオルを差し出す。
ありがたく受け取って汗を拭き、水を飲む。
ルークはボクのことをムシュー・小鳥と呼ぶ。
それがルークなりの愛情表現ならと何も聞かないでいるけど、反応しづらいのでちょっと困る。
『ルークのこと見てたよ。凄かったねぇ。』
「おや、見られていたんだね。褒めてくれて嬉しいよ。メルシー！」
もう一つの場所ではヴィルやルークが練習していた。いいな、ボクもそっちに行きたかった。
ヴィルの運動している姿は誰が見てても美しかったと言うだろう。
もちろんルークも、元サバナクロー寮だったこともあり運動神経バツグンだ。
ボクも負けてられない。
「それじゃあ、今日の練習は終わりにするわ。明日からも引き続き頑張りなさい。」
「「はい！」」
ヴィルの掛け声で練習が終わり、ボクは用事があったので校舎へ戻ることにした。
鏡を潜り、階段を下って下の階に行こうとしたその時だった。
『……わっ！』
急にフワッと身体が前に倒れる感覚に陥る。
階段から落ちそうになったけど上手く飛行術で落ちる寸前で止まることができ、間一髪で助かった。
『…………？何だったんだろ。』
一瞬魔力の気配を感じたような気がしたけど、気のせい…かな。
不安になりながらもそのまま用事を済ますことにした。
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林檎と珈琲豆(プロフ) - 紅さん» ありがとうございます！不定期になるかもしれませんが、面白いと思って頂けるような話を頑張って更新していきますので、これからも読んで頂ければ嬉しいです！ (2022年8月6日 23時) (
レス) id: 28265de769 (このIDを非表示/違反報告)
紅(プロフ) - とっても面白いですこういう小説待ってました！！更新楽しみにしてます、頑張ってください！！！ (2022年8月6日 21時) (レス) id: 4c9728094c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：林檎と珈琲豆 | 作成日時：2022年8月6日 16時
