人類最強×天才策士

対面 ページ9

「…何、あんた誰」



全身から警戒心と不快感を滲(にじ)ませているアニ



当然といえば当然だ。








＿＿＿無意識に彼女の名を呼んでしまった



話すことなんて何も考えてない



当然のことながら、慌ててしまい思わず立ち上がった。




『え、えっと、私は同じ訓練兵のA・ふ、フィレラ

その、アニ、朝早くから何をしているの…？』






しかもすごく吃ってしまった。


鼓動も少し速い。







慌ててるのも、もちろんあるけど









これは緊張、してる＿＿＿？









「別に。あんたにとがめられるようなことは何もしてない」





冷たさを含んだ静かな声が、私の彼女への好奇心を拒絶している。









でも、押し負けたくない、という負けず嫌いの性格が出て、気づいたら言っていた。



『い、いつもこんなに早いの？』




「悪いけど、あんたに構う暇はない」









はぁっとため息をつきながら、立ち去ろうとする片足を止めるためにどうすればいいのか、






＿＿＿私はアニを、この一匹狼の人物を見てきたはず。しかもここ最近ずっと。






なぜか？



彼女が気になったからだ



そして





気になったら追求したいのが私の心理だ








そう＿＿＿彼女の気を引かせる。





どうやって？









・









それは＿＿＿




この手しかないんじゃない？









『そう、いまのあなたには何の咎めはないはず。

だけど、対人格闘術の時間はどう？』




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大変遅くなりまして申し訳ありません！！！


いつのまにやらＧＷも過ぎ、5月下旬ですね…




少しづつですが、頑張っていきたいと思います！

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