検索窓
今日:17 hit、昨日:7 hit、合計:2,939 hit

2滴 ページ4

『薬が、げほっ、カバンの中に………あるので取って………来てくださっっ、い』



どうにか伝わったようだ。



あー。そういえばもう遅刻真っ最中じゃん。




寝坊したのはお姉ちゃんのせいじゃん。




それとも、上司さんが落としてしまった人が溺れていたので助けましたとでも言えばいいのか?




「あの、貴女………名前は………?



こんな時にごめんなさい」




『いえッ、ゲホっ大丈夫、ですよ



川凪、Aです。』




後で上司のことも言ってやろう。





「はい、薬です。」




『………あ、りがとうございます』




「俺は村崎ななもりって言います。」




あ、名前教えてくれるんだ。




って、え!?




『ななもりって、?え、すとぷりの………?』




すとぷりとは、私が昨日、夜更かしした原因だ。




お姉ちゃんが「見て、見て!」とうるさいから昨日見たら見事にハマった。




まぁ、主に見たのはゲーム実況だったけど。




見てて和む。




な「あれ、知ってるの?」




あ、………なーくんだ。




声が、なーくんだ。




『あ、ちょっと姉が………リスナーで、』




イケメソな訳だ。




な「こっちから、莉犬くん、るぅと君、ころちゃん、さとみくん、ジェル君だよ」




『あの………1回うち来ますか?




家に兄の服があるので………』




な「………ありがとうね」





お姉ちゃん、私は初めてお兄ちゃんに感謝しています。




イケメソがうちに来るので。




3滴→←1滴



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (6 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
9人がお気に入り
設定タグ:すとぷり
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ちい丸 | 作者ホームページ:http miu1  
作成日時:2021年1月15日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。