ジョルノくんに嫌われているのですが。

歓迎 ページ5

皆の視線が私に刺さる。それを察知して口を大きく開き、息を吸い込む。

『女だからって…舐めないでください！！！！！！私強いんですからね！！！！！！』

彼女のその一言により全員が驚きの表情を浮かべた。


そしてA以外のここにいる者は全員、こう思った。

面白い奴が来た……！！！

と。

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【ブチャラティside】

ポルポから聞いた時、俺は不安と驚きで頭がいっぱいだった。だって、女だろ？男女差別する気は更々ないが、ギャングは命懸けだ。そんな決して正しく生きてこなかった奴らに混じって血みどろの戦いをする。
そんな女なんて今まで見たことも聞いたこともない。いたとしても、すぐにやられてしまうことだろう。流石に体格差や体力の差が大きすぎるからだ。

しかし奴は言った。彼女は正常ではないと｡

そしてそれを聞いた時、耳を疑った。なんとボスから認知されており、しかも実力を認められているのだ。

一体どんなやつなんだろうかと、少し恐れている心もあったが、直ぐにかき消した。


それだけでなく、彼女はなんと元々暗殺者チームに入る予定だったのに、拒否したのだ。理由はなんと、"怖そう"。
そんなことでギャングが務まるものか。馬鹿馬鹿しい。

しかし彼女の要望が通ったのもまた、実力があるからだろう。



色んなことを考えながら待ち合わせ場所に向かっていた。
彼女はAと言うらしい。勿論幽波紋使いだ。

息を切らしながら集合場所の広場にやってきたのは、まだ16歳の少女だった。白銀の髪をふわりと揺らしながら、華のように彼女は笑う。
一見普通の少女だが、どこか消えてしまいそうな儚さを持っている。
俺は本当に驚いた。学校にも行っていないことだろう。

きっと壮絶な人生を送り、沢山のことをこの小さな体で抱えているのだろう。気になることも沢山あったがあえて聞かないことにした。


新しいメンバーが女だと伝えた時、勿論皆俺と同じく驚いていたし、侮っていた。
だが、今日ボスに認められていると話すと雷に撃たれたような表情を浮かべた。
やはり彼女は一味違う。


テイラー･A。
君は普通じゃあない。
だが、そんな君を俺たちは歓迎する。
ようこそ、 パッショーネへ。





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ブチャラティ＆ジョセフ
お誕生日おめでとうございます*^^*
ジョルノくん全然出てきてませんがちゃんとジョルノ落ちです汗 駄作者ですがこれからもどうぞ宜しくお願い致します！

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