検索窓
今日:5 hit、昨日:31 hit、合計:20,223 hit

デート ページ6

土方side



今日は非番。



いつもなら鍛練するか、まあなんかしらゆっくりして過ごしているのだが、今日は違う。



朝っぱらからかぶき町のある橋の前、そんなところにいる理由。



そう、今日はAとの、いわゆるデートってやつの日だ。



脳内で反復して、頬が緩むのを感じる。



今まで屯所の奴らにバレるのを警戒して、中々恋人らしい事が出来ていなかった。あいつの兄にバレたら、今度こそ本気で殺されるだろうから。



中々会わせられない休みだから、貴重な一回となるだろう。男のプライドを保つため、プランは俺に一任してくれと頼んだ。お互い道楽に興味がないから、どこに行くかは随分考えたが・・・



『すみません、土方さん、待ちましたか?』



前から聞き慣れた声が聞こえる。ぼーっとしてたから気付かなかっと思いがら俺も顔をあげると



「いや、まだ集合時間の十分前だしっ・・・!」



目の前にいるのは、いつも共に背中を任しているあいつなのか



落ち着いた赤の綺麗な着物に身を包み、顔も少し化粧が施されている、誰もが二度見するであろう可憐な女性がそこにいた。



「えっ!あっ!お前、化粧できたのか!?」



幾度となく繰り返した脳内シミュレーションは吹っ飛び、テンパるあまり失礼な発言をしてしまう。



それに対しAは出来ませんでしたよ!とむくれる。



『着物も女物持ってなかったんで、お妙ちゃんにお願いして色々教えて貰ったんです。・・・土方さんに可愛いって言われたくて、頑張ったんですから』



ちょっと頬を染めてそう言うAがいじらしくて、もう可愛くて



「〜っ!テメーはっ、そう、最初っから仕掛けてくんなっ!」



大人の余裕とか、本当は見せたかったのに



ああ、俺はこいつの前になるととことん弱い。

デート2→←女子力4



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (74 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
87人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 土方十四郎 , 新選組
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

りんこ(プロフ) - まっつーさん» 確認してびっくりしています。全く意識してなかったです!でもSPY ✕FAMILYは好きです。知らず知らずのうちに寄せてしまったのかも? (2023年2月5日 19時) (レス) @page41 id: 75b865d325 (このIDを非表示/違反報告)
まっつー - 最後のあとがきのこんにちはあるいはこんばんはってあったんですけどSPY×FAMILY好きなんですか? (2023年2月5日 15時) (レス) @page41 id: af3ec55cb1 (このIDを非表示/違反報告)
りんこ(プロフ) - てんどんさん» やっと画像入手することが出来ました!遅くなってすみません…イメージ画像として登場人物紹介欄に貼ってもよろしいでしょうか? (2022年2月11日 13時) (レス) id: 5b2ad52f60 (このIDを非表示/違反報告)
こまよい雪狐(プロフ) - りんこさん» もちろんいくらでも待ちますよ!頑張ってください!応援してます! (2022年1月3日 23時) (レス) id: bdceb5c82f (このIDを非表示/違反報告)
りんこ(プロフ) - こまよい雪狐さん» ありがとうございます!次回作とは少し間が空いてしまうかもしれませんが、待っていただけると感謝感激雨霰でございます (2022年1月3日 18時) (レス) id: 5b2ad52f60 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:りんこ | 作成日時:2021年8月3日 12時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。