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わたしは涙目のまま、けんじろ君を見る。
「もう、泣かんでええよ?」
彼は優しくわたしを抱きしめて、今度は唇にキスをする。
耳を塞ぐように、大きな手でわたしの頭をもつから、音がこもって聞こえて、なんだか水の中にいるみたいな不思議な感覚になる。
お互いの唇から漏れるキスの音が、直接頭に響いて聞こえて、いつも以上に甘く溺れる。
けんじろ君の舌がわたしの中に入って、優しく掻き回し始めると、もう我慢ができなくて、声を漏らしてしまう。
耳を塞がれているせいなのか、それともいつもと違う、ベッドの上だからなのか、わたしはいつもより大胆に、深く溺れた。
「A……?
だから、えろいねん、お前。
ホンマ、可愛い声やな〜
………あー、もう我慢できひんわ……限界。
胸、触ってもえぇ?」
「…もぉ〜……
恥ずかしいから、聞かないでください!」
真っ赤に顔を染めるわたしと、にやり笑うけんじろ君。
ふたりで一緒に、シーツの海にダイブした……
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作者名:myu | 作成日時:2019年8月30日 23時