NARUTOの寄り道 (ページ4)

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四話　責任ページ4

カカシ先生はかけつけると状況を把握したのか、私の応急処置をし始めた。
(流石カカシ先生。)
でも、心なしか焦っているようにも見える。

「カ、カカシ先生。オレが・・悪いんだってばよ。」
ナルトがそう言いだした。
『君が悪いわけじゃ・・・痛っ！』
「しゃべらないで。」
カカシ先生に会話を止められた。

ナルトの手は震えていた。自分のクナイで傷つけてしまってショックなのだろう。
さっきナルトがこのあたりに飛ばしてしまったクナイだろうか。
この子は忍ではなさそうだ。
とりあえず応急処置を終え、病院に連れていくことにした。

私はカカシ先生に抱えられ市街地に移動していた。

「ナルト、あのクナイはナルトので間違いないんだよね。」
「・・・ん。」
ナルトが申し訳なさそうに答える。

「ナルト、あんたが投げる方向を間違えるからよ。」

サクラ、ついてきてたんだ。

「サクラ、その言い方はちょっと厳しすぎかな。」
確かにナルト一人の責任ではない。

『・・私が避けなかったから。・・・・ごめんなさい。』
「別に君のせいじゃないよ。」
「そうだってばよ。もっと練習していれば・・・。」

「二人とも、その話は後にしようか。」