６４話 ページ15
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影山は尚も椅子に座りながら、私に背を向けモニターを眺めている。
不動はその影山の横に立った。
そしてモニターの電源を消すと、私と向かい合わせになるようにこちらに向いた。
影山「お前のことはラジオで聴いていた。エイリア学園と戦っているそうだな」
明日香「そうだけど」
影山「私はお前を、ある技であいつの娘だと確信した」
明日香「ある技？」
影山「
物心ついたときにできていた技。
私の中では、７歳より前にロビンに教えてくれたものだと感じた。
影山「
明日香「………父の………!?」
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＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
『ボールを地で回転させるのは、こうやるんだ』
『こう？』
『惜しい！もっと叩きつけるようにだ』
『えぇい！』
『あらまぁ、小さい体でこんな！』
『すごいぞ！さすが俺の娘だ！！』
『やったぁ！私、父さんみたいにもっともっと強くなる！』
『それでこそサッカーを愛するものの魂だ！』
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＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
明日香「……父……さん………くっ」
＿＿ｽﾞｷﾝ
プーサー(マスター！！)
不動「…………!?」
また私の頭が痛くなる。今度はかち割られるように痛い……。
私は思わず、地に倒れてしまった。
影山「……まだまだ話は終わっていないんだがな…」
不動「おい、これ……」
影山「……そろそろ試合が始まるようだな。不動」
不動「…………」
明日香「………し、あい……？」
まさか佐久間と源田と？…したら鬼道が…………！
明日香「私もその試合………出る……」
まだ激しい頭痛が続く。
この鳴りは全然収まってくれない。
影山「その痛みに耐えられるのならな」
明日香「……痛みがあったって………今まで通りにやってやるよ……」
影山「……では最後に教えてやろう」
無意識に私の胸の鼓動が大きくなる。
.
影山「私はお前の親を殺した」
明日香「…………え…？」
不動「……！？」
ころ、した？
おばあちゃんは遠くに………って、……“遠く”？
＿＿ｽﾞｷﾝ、ｽﾞｷﾝ
私を襲うように痛みが激しくなる。
頭が割れる………！！
明日香「いやぁぁぁぁぁ！！」
私は自分の悲鳴声を聞いて、その場に倒れた。
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桜椿(プロフ) - 麗奈さん» 麗奈さんありがとうございます！これからも更新頑張っていきます！ (2018年5月19日 1時) (
レス) id: 41bd72d607 (このIDを非表示/違反報告)
麗奈(プロフ) - この小説とても面白いです！！FGOの主人公の記憶があるなら図太くてお調子者でも面白いですよね。更新楽しみに待ってます！！ (2018年5月18日 14時) (レス) id: 9652533cde (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜椿 | 作成日時：2018年5月16日 23時
