【d！】悪魔に取り憑かれた系幼女lll (ページ31)

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少女と教授ページ31

前回文字数で書けなかったので
ショッピ副隊長
前は見るだけだった(らしい)のだが段々と手を出し始めた。最近はAの声を録音して安眠音声として使っているとか。

ショッピ兄様の用事が終わり特にすることも無くどうしようかと悩んでいると前からコツコツと革靴の音が聞こえてきた。その音に顔を上げるとエミ兄様が本を片手に持って歩いていた。

『あ、エミ兄様。』

em「あぁA！丁度良かった。新しい本が入ったのでお教えしようかと思ってたんですよ。」

『！新しい本が？是非教えて下さいっ』

食い気味で言うとエミ兄様は笑顔でいいですよ、と言って私の手を優しく引いてくれた。最近は忙しくて図書室に行けていなかったから行くのが楽しみだ。久しぶりに来た図書室は本棚の数が若干増えていた吃驚した。

『本棚増えましたね…？』

em「えぇ。実は皆さん最近よく本を読むようになりましてねぇ。本が増えたんですよ」

へぇ、と呟いて図書室を少し見てからエミ兄様のそばにいき新しい本はどれですか？と聞いて首を傾げた。エミ兄様は少し待って下さいね、と言って奥の方へと歩いて行った。

『…？』

ふと何かの違和感を感じて周りを見回す。しかし特に何も変わってなく気にしないことにした。ふと入口の方から足音がして後ろを振り返った。

『あ…兄様』

ni「ん？Aか。エーミールはどうした？」

『今新しく入った本を取りに行ってくれています。私に紹介してくれるらしくて。兄様はどうして？』

ni「あー、新しく武器の本が入ったって聞いてな。どれか聞きに来たんやけど…」

『武器の本ですか。そう言えば兄様は来週武器の仕入れに行くんでしたね。なら一緒に待ちますか？』

ni「…おん、そうするわ。」

兄様少し黙ってから頷くと私の隣に座ってふぅ、と息を着いた。薄い紫色のスカーフを巻き直してため息混じりの息を着いた兄様を見て思わず大丈夫ですか？と聞いてしまった。兄様はそれを聞いて優しい笑顔でいやな、と話し始めた。

ni「俺は怖いんよ。…お前が本当に堕ちるのが。」

『？本当に…堕ちる？』

ni「ま、これ以上言ったらエーミールに叱られるし深くは言えないけどな。…A」

──────自分の人生だ。後悔すんなよ

兄様はそう言って私の頭を優しく撫でた。その後本を抱えて戻ってきたエミ兄様。ほんの少し、一瞬だけ兄様をみて顔を歪ませたけどすぐに戻っていた。

「(ここの奴らは相変わらず独占欲が高いな。そうだろ、エーミール)」