恋の架け橋。 ページ3
主人公side
呼吸をしっかりしているかも分からない。分かっているのは自分が人生で最速に走っていることと。心臓が馬鹿みたいにうるさくて、走る前から治まっていないこと。
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「…!カラ松さんッ…!」
「girl!そんなに走ったら転ぶぞ…って、うぉっ!?」
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カラ松さんの注意通り、自分の足が絡まって前に倒れた。ギュッと目を瞑ったのに、来ない衝撃に薄らと目を開けるといるの日かと同じ様にカラ松さんにだかれていた。
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「……!?」
「危なかったな、大丈夫か?girl。」
「は、はい…」
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出会った時よりも、デートに行った時よりも熱く赤くなっていく頬と先程よりも跳ねた心臓が何かに私を導こうとしていた。まだ、それには気づけないけど。
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「綺麗な顔が傷ついたら、台無しだぞ?」
「すみません…」
「怪我が無くてよかった。よし、行こうか。」
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「綺麗」なんてサラッと言った挙句に何の躊躇いもなく差し出された手に、ありがちな少女漫画を思い出した。カラ松さんはあの、天然タラシ系の男性なんだ。
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「天然って、末恐ろしいですね…」
「girlも、大概だぞ?」
「え?」
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照れながらいうカラ松さんの言葉がよく聞き取れなかったが、頬を掻きながら困ったように笑うカラ松さんの顔が様になりすぎて、質問をすることを忘れてしまったなんて言えない。
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「「(すごい、照れる……)」」
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マコ(プロフ) - 初々しい天然×天然可愛い萌え萌えですよノーマルはいいですねぇ可愛い純粋からのそのイタさが癖になりますねぇヒロインちゃんはそのままノーマルルートに行きそうですねぇノーマル以外のカラ松達頑張れ\(^o^)/っという事でこれからも更新頑張って下さいねd(^_^o) (2018年2月4日 8時) (レス) id: 5c06909f93 (このIDを非表示/違反報告)
マコ(プロフ) - 鐘塔さん青色に染まった私の人生二弾更新おめでとうございますこんな私ですがこれからもコメなどをさせていただきますよろしくお願いいたしますこれからのヒロインちゃんとカラ松達の絡みwkwkしながら待っとりますこれからも更新頑張って下さいねd(^_^o) (2018年1月29日 0時) (レス) id: 5c06909f93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:煌 鐘塔 | 作成日時:2018年1月28日 23時