青色に染まった私の人生。【おそ松さん】

ハラハラデート。 ページ8

カラ松side




.



「…カラ松さんって、優しい方ですね。」


「君だってそうじゃないか。」



.




後ろから感じる五つの殺気が気になるがそれは置いといて、横にいる彼女はやはり愛くるしい。彼女が笑う度に胸が脈を打った。





.



「私、親が海外出張中でいなくて兄弟もいないし…」


「なら、俺が君に会いに行こう！」




.




会話が弾んでいく中、目的地の服屋についた。
俺が良く行く、パーフェクトファッションがある店。




.




「カラ松さんの行きつけのお店ですか？」


「あぁ、brother達には理解できないようだが。」




.




首を傾げて見せると、彼女は笑う。何がおかしかったのかは分からないが、年相応に笑う彼女に触れてみたくなった。




.




「(相手は未成年。ｱｲﾃﾊﾐｾｲﾈﾝ…ｱｲﾃﾊ……)」


「カラ松さんに似合いそうな洋服ばかりですね。」




.




黒色や革製品を主張とした服に指を指す。
こんなにも、俺を見てくれる。あぁ、好きだ。




.




「次は何処に行きますか？」


「…少し雑貨屋に寄りたいんだがいいだろうか。」


「もちろん！」




.





彼女にサプライズをしたかったので彼女は外で待ってもらうことにした。喜んでくれるだろうか。胸が弾む。






.




「girl！待たせた…な……？」


「ねぇ、おじょーちゃん。オニーサンと遊ばない？」





.




ﾌﾟﾂﾝ＿＿




.





あぁ、今何かが切れた音がした。







.

優しい青。→←愛くるしい。

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す