第八話 ページ9
晴母「逢揆⁉」
晴のお母さんは包帯や絆創膏で手当された逢揆を見て驚いている。
晴母「…晴は?」
『……』
逢「晴の母さん…。ごめん…なさい…。」
晴母「逢揆、それってどういうこと?」
逢「…。」
婆「ちょっとこっち来なさい。」
お婆ちゃんは晴のお母さんを連れて部屋へ行った。
ここは流魂街。
もちろん晴と晴のお母さんは元々の本当の親子ではない。
でも、晴と晴のお母さんは仲がいいことで有名だった。
晴自身も元気で明るく、面倒見が良くしっかりしている性格から村の人気者だった。
そんな晴が……。
あ(晴じゃなくて私だったら…)
一度そう思ってしまったら、
もう止まらない。
あ(私が晴の変わりだったら…)
晴のお母さんの引きつった笑みを見た逢揆もさっきと違って絶望的な顔をしていた。
…
しばらくして晴のお母さんは戻ってきた。
あ(何て言われるだろう…)
私はビクビクしながら構えていた。
晴母「逢揆、A、よく無事だったね…。これから晴の分まで生きてちょうだい……」
逢「え…」
カラカラカラ……ピシャ
晴のお母さんは最後は力ない笑顔を作って出て行った。
あ「…」
思いもよらなかった晴のお母さんの言葉に私と逢揆はただ前を向いて動かなかった。
もっと、何で晴だったのかとか何で助けなかったのか…
たくさん聞かれると思っていた。
…
それからしばらくして逢揆は帰って行った。
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雪華(プロフ) - くろりさ。さん» 今まで気づきませんでした(;-;)ありがとうございます!! (2015年1月8日 19時) (レス) id: b588c2d782 (このIDを非表示/違反報告)
くろりさ。(プロフ) - 二話の『風邪』→『風』じゃないんですか・・・?なんかすいません (2015年1月8日 10時) (レス) id: 8950a2327e (このIDを非表示/違反報告)
雪華(プロフ) - コメントありがとうございます(*´-`) (2014年10月18日 21時) (レス) id: b588c2d782 (このIDを非表示/違反報告)
かのん - マジで最高です♪ (2014年8月10日 21時) (レス) id: 865cd0780e (このIDを非表示/違反報告)
吉野 - 続きが気になってそわそわする (2014年7月7日 18時) (レス) id: f7762171f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪華 | 作成日時:2013年11月29日 22時