第四十話 ページ41
一角がいてくれている時はあんなに笑えるのに。
フイッ
冬獅郎が目に入るとそらしてしまう。
私はなにをしているんだろ…。
ただの嫉妬じゃん。
性格悪いな…
ズキッッ
あ「…ぅ…」
頭痛もおさまらないし。
この頭痛ってなに…?
……
日「1人で抱えこむなよ…」
あ「とう…しろう?」
目を覚ますと私は冬獅郎に膝枕してもらっている状態だった。
あ「//////!私…」
起き上がろうと思ったけど体が上がらなかった。
日「無理すんな。…このままでいろ//」
何だろうこの気持ち。
さっきまでは避けていたのに今になると
居場所がいい。
日「何、俺を避けてんだよ。」
あ「え?」
見上げると
冬獅郎の顔が月に照らされていた。
そういえばもう夜になってたんだ…
あ「避けてない。避けてないですよ。」
日「ウソだろ。」
あ「…。」
日「なんで避けてんだよ。稽古も
1人でするって言うしな。」
あ「…それは……。」
日「まぁいいけどな。」
これ以上大切な人を作れない。
私は少し距離を置いておかなきゃいけない。
日「だけど、1人で抱えこむなよ。Aのことだから距離を置くとか考えてんじゃねぇか?」
あ「え、なんで…」
日「ずっとここにいればいいんだ。松本もAを必要としてる。みんなだ。ここにいていいんだよ。」
"ここにいていい"
嬉しい。
だけど素直に喜べない。
いつまで一緒にいれるのだろう。
あ「ありがとう…ございます…。」
ラッキーカラー
あずきいろ
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雪華(プロフ) - くろりさ。さん» 今まで気づきませんでした(;-;)ありがとうございます!! (2015年1月8日 19時) (レス) id: b588c2d782 (このIDを非表示/違反報告)
くろりさ。(プロフ) - 二話の『風邪』→『風』じゃないんですか・・・?なんかすいません (2015年1月8日 10時) (レス) id: 8950a2327e (このIDを非表示/違反報告)
雪華(プロフ) - コメントありがとうございます(*´-`) (2014年10月18日 21時) (レス) id: b588c2d782 (このIDを非表示/違反報告)
かのん - マジで最高です♪ (2014年8月10日 21時) (レス) id: 865cd0780e (このIDを非表示/違反報告)
吉野 - 続きが気になってそわそわする (2014年7月7日 18時) (レス) id: f7762171f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪華 | 作成日時:2013年11月29日 22時