1番近くにいたいから。 (ページ35)

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第三十四話ページ35

松「A！プレゼント渡せた？」

あ「乱菊さん…渡せてないんです…」

私は手に持っているプレゼントを見せた。

松「全くうちの隊長は!!!!」

そう言うと乱菊さんは私の手をひっぱって歩き出す。

あ「ら、乱菊さん！？どこに…」

松「決まってるじゃない！隊長のところよ！」

あ「え!?」

嘘でしょ!?
無理だよ…

…………………

松「隊長!!!」

私達は隊長がいる部屋の扉の前にいる。

ガチャ…

あ「冬獅ろ…」

バタンッ

冬獅郎は私の顔を見るなり扉を閉めた。

目に涙がたまる。

ポロポロポロ

松「隊長!!なんでAを泣かせるんですか!?笑顔にするんじゃなかったんですか!?」

日「笑顔にできねぇーよ…」

扉越しに聞こえた気がした。

やっぱ無理。

ここに居場所があるっていう自惚れだったんだ。

あ「冬獅郎…外に贈り物置いときます。お誕生日…おめでとうございます。」

私は走ってその場から逃げた。

乱菊さんの呼び止める声が聞こえたけど振り向かなかった。

ーーーーーーーーー

それから二時間ほど後のこと…

松「A!!!!!早くきなさい！」

あ「え？」

さっきと違って忍び足で冬獅郎の部屋へと向かった。

あ「乱菊さ…」
松「しーっっッ」

ガチャ…

冬獅郎はソファで寝ていた。

寝る子は育つの実践よ。

乱菊さんがこそっとおしえてくれた。

あ「…！」

ソファの前のテーブルには私があげた甘納豆がおかれていた。

そして…

ネックレスを手に握って寝ていた。

か、可愛いw

避けられているのを忘れてしまった。

あ「あ…避けれたんだった……」

松「ちがうのよ♪」

私は乱菊さんの手招きで冬獅郎の顔の近くまできた。

そして耳を傾けた。

………

日「A……ごめんな………あ……りが……とう………スースースースー…」

…………

あ「//////」

………

その夜…

日「A…」

あ「？？」

日「あの、俺が悪かった。それと、あ、ありがとな…」

あ「ふふっ二回目です♪私もすみませんでした！」

日「二回目ってどういうことだ？」

あ「なんでもないでーす♪」

日「おい？」

珍しく今日は私の名前が十番隊隊舎に響いた。

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ということでお誕生日おめでとうございます(*^◯^*)♡

日にちは本編とは関係ないのですが
内容には本編と関係します！

これからもよろしくお願いします(*^o^*)