1番近くにいたいから。

第二十二話 ページ23

あ(というよりこんなことってあるの？)


…

日「松本。なんか気になるな…」


松「はい…。こんなことあるのでしょうか…」


…


あ「え？」


松「あっ、いや、なにもないのよ？ね、ねえ、何もないですよね、隊長？」


日「え、おれ？あ、そ、そうだ。なにもねーよ！」


あ(絶対なんか言ってたよー。)


乱菊さんと冬獅郎は無理して笑ってるのバレバレなのに笑っているふりを続けていた。


あ「そうですか…。」


日「…」


これでいいんだよ。
十番隊に行っても深く関わらないこと。
絶対に関わらない。

これでいいの…


ガラガラガラッ


「日番谷隊長、卯ノ花隊長！至急一番隊隊舎まで起こしください！！」


日「一番隊？」


卯「…行きましょう。」


そういって卯ノ花隊長と冬獅郎は
行ってしまった。


松「…A？あんた何をそんなに苦しんでんの？」


あ「え…何も…？」


松「何もないわけないじゃない！私と知り合った以上嫌でもほっとかないんだから！」


あ「…！」


何でここの人はこんなにも優しいの？

私はお婆ちゃんちゃんと逢揆と晴の
優しさしかあまり覚えていない。

そんなに話したこともないのに何で？


松「…まあ、私だけじゃないけどね！
むしろ隊長のほうがほっとかないつもりでいるんじゃないかしら！」


ポロポロ…
いつも泣いてばかりだ。


松「！…A。無理に話さなくてはいいの。いつか聞かせて？」


…


私はこの夜病院をでて、十番隊隊舎に行った。

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