第十話 ページ11
そんな毎日が続いたある日のことだった。
真夜中。
あ(……)
私は急に目が覚めた。
あ(あれ…まだ明かりがついている。)
私は部屋の明かりの近くへと行った。
村の人「婆さん!やっぱあの子は…」
あ「⁉」
どうやら村の人が私についてお婆ちゃんと
話しをしているみたいだった。
村の人「やっぱあの子おかしいんじゃねぇーか?」
村の人「晴ちゃんの遺体見つからないみたいよ…絶対変だわ…」
村の人「あの子が…Aちゃんがこの村にいれるのはあなたがいるからであって…もしお婆様が今みたいに信頼が厚くなければ…」
やっぱり、そうだよね…。
私はほんとうにだれなんだろう。
なんでここに来たの?
私がいなければ晴は生きていられた。
…もう死んじゃおっかな……
逢揆、お婆ちゃん…辛いよ…
私が晴みたいに優しくていい子だったなら…
ポタポタと地面が濡れていく。
婆「ばかたれっっっ!!!!」
あ「…へ?」
あまりに大きいお婆ちゃんの声に私の涙は一瞬にして止まった。
婆「Aが何だっていうんだ!!あの子は私にとって大事な子だよ!そのことがわかっててそんなことまだ言うか⁉それ以上言ったら分かってんだろうね‼」
あ「お婆ちゃん…」
お婆ちゃん…
私は盗み聞きしていたのを忘れて泣きわめいた。
婆・村の人「!!!」
村の人「今までの会話聞いてた…?」
村の人「Aちゃん。すまなかった。」
…
この件をきっかけに、疫病神というあだ名は無くなり、壁が完全に消えたわけではないけど村の人たちとの関係は事件以前と変わらないようになっていた。
お婆ちゃんにまた救われた。
…
この時の私はまだ知らない。
更に悲劇が起こることを…
ラッキーカラー
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雪華(プロフ) - くろりさ。さん» 今まで気づきませんでした(;-;)ありがとうございます!! (2015年1月8日 19時) (レス) id: b588c2d782 (このIDを非表示/違反報告)
くろりさ。(プロフ) - 二話の『風邪』→『風』じゃないんですか・・・?なんかすいません (2015年1月8日 10時) (レス) id: 8950a2327e (このIDを非表示/違反報告)
雪華(プロフ) - コメントありがとうございます(*´-`) (2014年10月18日 21時) (レス) id: b588c2d782 (このIDを非表示/違反報告)
かのん - マジで最高です♪ (2014年8月10日 21時) (レス) id: 865cd0780e (このIDを非表示/違反報告)
吉野 - 続きが気になってそわそわする (2014年7月7日 18時) (レス) id: f7762171f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪華 | 作成日時:2013年11月29日 22時