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日本画と西洋画の技術を織り交ぜた独特なタッチで描かれていて、夜空のグラデーションが見事だ。
静かでどこか神秘的な絵の雰囲気が、キャンバスの中にいる彼に良く似合っている。
優美な鋭い瞳は優しい光を宿し、微笑んでいる表情は柔らかい。
夜風に靡く黒髪の1本1本まで、丁寧に描いたのがわかった。
「…」
素直に、自分の作品に感動した。
＿＿私もいつかこんな絵を描けるように、努力し続けよう。
＿＿でも、
「〜っ」
もう1度じっくり絵を見上げる。
「未来の私、雲雀さん好き過ぎじゃない…？」
こんなのは、巨大ラブレターだ。
芸術的な技術やセンスもそうだが、このキャンバスには溢れんばかりの愛情が詰まっている。
十年後の私はそれだけ深く彼と愛し合っていた、なんて。
＿＿だめだ、恥ずかしくなってきた
落ちていた台座に乗って布を掛け直すと、雑念を振り払う。
今日も鍛練！と自らのキャンバスに向かった。
＿＿まずは十年後の私を越えてやる！
♡
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ろこ(プロフ) - ゆかりさん» そう言って頂けると嬉しいです！ (2019年5月15日 11時) (
レス) id: a6342bde11 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり(プロフ) - 更新楽しみです (2019年5月15日 1時) (レス) id: 9654438337 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ろこ | 作成日時：2019年5月2日 22時
