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来日 ページ11
♡
朝の準備を済ませて、１階のリビングに降りる。
＿＿寝すぎたな…
ヴァリアーとの戦いから2日後。
昨日はみんなで山本くんの家で集まって祝勝会もして、
今日からまたいつもの日常が始まる。
目を擦りながらトントンと階段を降りていく。
基本的に両親がいないので、家事は弟と分担しているが、私はなにせ料理が壊滅的に出来ない。
その為、食事は弟が作っている。
可愛くない弟の名は
別に重要じゃないので覚える必要はない。
寝ぼけたままコップにお茶を入れて、食卓の自分の定位置に座る。
「はよー」
「おはよう」
「おはよう！」
＿＿ん…？
＿＿なんか声が一つ多いような…まあいっか…
「朝ごはんなに〜？」
「紅呂奈の好きなフレンチトーストよ」
弟のではない高い女の声。
ゴト、とテーブルに置かれる黄金色のフレンチトースト。蜂蜜の甘い香りが食欲をそそる。
＿＿これは間違いない。
「母さん！！」
「相変わらず朝が弱いのねぇ」
「なっ、え、いつ日本に帰ってきたの！？」
連絡は弟の斗真も私もしているが、こうして相見えるのは四ヶ月ぶりのことだった。
♡
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ろこ(プロフ) - ゆかりさん» そう言って頂けると嬉しいです！ (2019年5月15日 11時) (
レス) id: a6342bde11 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり(プロフ) - 更新楽しみです (2019年5月15日 1時) (レス) id: 9654438337 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ろこ | 作成日時：2019年5月2日 22時
