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平野side
平「旬くん…ありがとうございます」
小「ううん、俺も紫耀のファンだからさ、応援してるよ」
平「はい」
なんてあったかい人なんだろう。
一気に凍てついていた心を溶かしてくださった。
間違いではあったけど、旬くんに連絡してよかった。
小「それに…」
平「え？」
小「泣いてる紫耀も、可愛かったよ」
平「…えっ！あっ、はっ恥ずかしいんで忘れてくださいっ！！」
小「ふっ、ごめんごめん」
旬くんのおかげでやる気を取り戻した俺は、電話を切るとすぐに楽屋を出て走った。
平「はぁっはぁっ、、監督っ！！」
監「平野くんどうしたの？」
平「さっきはご迷惑をおかけしてすみませんでした。もう一度、やらせていただけませんかっ？！」
監「…」
平「僕、、さっきまでは主人公の男の子の気持ちを考えるとすごく辛くて、ただ辛いだけでもうこんな役出来ないって思っていました。けど……彼の苦しみはもちろん、人柄とか、彼の生き抜こうと必死に頑張った姿をたくさんの方に見ていただきたい、今はそう思っているんです」
監「平野くん…」
平「お願いしますっ、もう一度っ、、やらせてください！」
監督やスタッフさんがいらっしゃる前で、深く頭を下げた。
監「……君はやっぱりすごいね」
平「え？」
監「よーーっし！！撮影再開だ！スタッフを集めろ！」
ス「えっあっはいっ！」
ス「わかりました！」
平「ありがとうございますっ！！」
俺のせいで中止になったのに、その俺のわがままで再開したいなんて、そんな勝手なこと言ってきっと怒られるかもしれない、よく思わない方もたくさんいるはずって思ってたのに。
共演者の皆さんは、やりましょう！って声をかけてくださって、スタッフさん方も、頑張ろうね平野くん！って。
なんていい現場なんだろう。
恵まれた環境に心の中で感謝した。
監「いくよー、シーン29、よーい、はいっ」
平「母さん、俺頑張るから。もっともっと生きたい。治療なんて乗り越えてみせるよ」
母「ッ……お母さんもっ…一緒に頑張るからっ…！」
平「うん」
病気がわかって不安と恐怖でたまらなかった彼が、覚悟と決意を母親に話して抱き合うっていう、親子の絆がわかるシーン。
とても大事なシーンだ。
この時彼はどんなことを考えていたのか、とにかくなりきることに集中して心のままに台詞を吐き出した。
監「…カーーット！！オッケーー！！」
今日一番のOKが出て、ホッと胸を撫で下ろした。
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晴はる(プロフ) - あやねさん» あっそういうことだったんですね！そんなそんなっ、わざわざお礼なんて笑 コメントいただけるだけで嬉しいです(*^^*)ありがとうございます(^^) (2022年6月30日 0時) (
レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
あやね - 晴はるさん» リクエストのお礼をしようと思ったんですけど、返信するのが遅くなってしまいました。分かりづらくてすいません。これからも楽しみにしてます。 (2022年6月30日 0時) (レス) id: f466d19626 (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - あやねさん» あやねさん、何のお礼か分からないですが、こちらこそいつもお読みいただきありがとうございます(#^.^#)これからも宜しくお願いします♪ (2022年6月29日 13時) (レス) id: 5b86a9a166 (このIDを非表示/違反報告)
あやね - 晴はるさん» ありがとうございます！ (2022年6月29日 1時) (レス) id: f466d19626 (このIDを非表示/違反報告)
あやね - 晴はるさん、ありがとうございます。 (2022年6月29日 0時) (レス) id: f466d19626 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：晴はる
| 作成日時：2022年5月16日 23時
