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岸side
岸「どういうこと?」
大「んー……紫耀くん、有岡くんがついてる時に目覚ましたらしいんですけど、有岡くんがちゃんと食べてるのかって聞いたら、昨日から何も食べてないって。貧血起こしたのもそのせいなんちゃうかなと思って」
永「あのあほっ。ほんま忙しなると飯食うの忘れるんやから」
前に廉から聞いた話。
紫耀はジュニアの頃からそうらしくて、仕事が忙しくなるとそっちに集中しすぎて飯食うことを忘れたり、睡眠を優先するらしい。
それで貧血起こして倒れたことが何度もあるって。
大「相変わらずですね…紫耀くん」
永「ほんまにな」
なにわの中には廉たちが関西にいた時から付き合いがある子たちもいて、紫耀のその辺もよく知ってる。
大「それと…」
永「ん?」
大「言ってたらしいんです。…みんな頑張ってるのに俺だけまだまだやって」
永「え?」
まだまだって…俺らなんかより紫耀の方が何倍も忙しい。
それは今に始まったことじゃなくて、デビューしてからもその前もずっと。
なのに…なんでそんなこと…
永「…何を悩んでるんやろ…」
大「最近キンプリって個々でも結構忙しくされてるじゃないですか。それで、みんなは寝る間も惜しんで働いてるのに、自分だけ早く帰ってゆっくり寝てって、こんなんじゃ全然ダメだからって」
永「…そんなん、、今だけたまたまやん」
確かに最近個々でも仕事が入ってきて、帰れない日もあったし深夜に帰って早朝出てっていう日もあった。
岸「しょうのやつ、、そんなこと思ってたなんて…」
永「もしかしたらさ……寂しかったんちゃうかな…」
岸「え?」
永「最近みんなで家で顔合わせることなかったよな?一緒にご飯食ったりしたんいつやろって感じやし、しょお一人で帰ることも多かった。せやから、、寂しかったんとちゃうかな」
岸「…そうかもな…」
寂しかった…か…。
平「んん……れん…」
永「しょお」
紫耀の声がして廉とそばに駆け寄った。
平「今日は…家…帰れる?」
永「ああ、一緒に帰ろうな」
平「ん…よかっ…た…」
そしてまた眠りに落ちてしまった。
永「ありがとうな。有岡くんや知念くんにもお礼言わな」
長「俺たちは全然です」
そのあと、戻ってきた有岡くん達にも丁寧にお礼を言って、紫耀を抱えて楽屋を出た。
とりあえずAスタに連れて行くか。
永「楽屋で寝かせておこう」
岸「そうだな」
みんなにもちゃんと紫耀のこと伝えないとな。
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晴はる(プロフ) - メイメイさん» ありがとうございます!これからも楽しんでいただけるよう頑張っていくので、お時間あるときに読んでやってくださいね(*^o^*) (2022年9月3日 23時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
メイメイ(プロフ) - 子供たちもでかいので。自分達でご飯作ったり、バイトしたりしてます。だからお話も何回も見れちゃう時間があるんです。晴はるさんの小説毎回楽しみ( =^ω^) (2022年9月3日 23時) (レス) id: cb525dcc9e (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - メイメイさん» 4人はすごい!!大変ですね!運動会は思いつかなかったです( ´ ▽ ` )秋だしそれもいいかもですねっ!ご提案ありがとうございます(*≧∀≦*) (2022年9月3日 23時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
メイメイ(プロフ) - 4人の子のマミーです。もし新たにちびっ子しょおくん書いていただけるなら運動会バージョンよんでみたい。 (2022年9月3日 22時) (レス) id: cb525dcc9e (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - メイメイさん» メイメイさんコメントありがとうございます(*^▽^*)メイメイさんはお母さまなんですね!ちびっこたちの話は思いつきで毎回書いてるんですけど癒されていただけてよかったです(*^^*)またお話余ったりしたら書いてみようと思います! (2022年9月3日 17時) (レス) @page11 id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:晴はる | 作成日時:2021年9月15日 21時