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神宮寺side
なんか…空気悪くない?
俺らが先にスタジオへ入り、柔軟やら準備運動をしていたら続いて紫耀がやってきた。
そのあとを息を切らした廉が入ってきて柔軟を始めたんだけど……明らかに何かありましたというような2人の空気感。
岸「なぁ、あの2人どしたの?」
岩「いや、俺が知るわけないじゃん」
高「さっきまで普通だったよね?」
神「喧嘩したのかな?」
4人でコソコソ緊急ミーティング。
柔軟中の2人は完全に背を向けて顔を見ないようにしてるって感じ。
紫耀と廉が喧嘩って珍しくない?
あんまりないよね。
神「ちょっと様子見ておこう」
岸「そうだな」
4人で顔を見合わせてうなずいた。
振「おーっし!レッスン始めるぞー!」
6「「はい!」」
今はレッスンに集中集中。
平「はぁっ…はぁっ…」
振「平野遅れてる。そこの振りはもっと大きく」
平「は、はいっ」
レッスンが始まって少しした頃から紫耀の動きが鈍くなった。
明らかに振りは遅れてるし小さいし、先生には何度も注意されている。
岩「しょお、大丈夫?少し休む?」
平「はぁっ…えっ?…ごめん、大丈夫…」
岩「そ、そう…?」
汗もかなりかいているし息が荒い。
どうしたんだ?
でも俺がもう一つ気になってるのは、離れたところからチラチラと紫耀に目線を向けている廉。
声はかけてないけどずっとチラチラ見てんだよね。
神「れん、もしかして何か知ってる?」
永「え?」
神「しょうのこと。喧嘩でもした?」
永「……別にケンカじゃ…」
口ごもって視線がユラユラと宙を舞う。
これは嘘ついてる時。
ほんと廉は分かりやすいんだよな。
神「何があったかはわからないけど、俺はいつでも相談乗るから。言ってね」
永「おう…」
それから時間が経つにつれ、紫耀の様子は悪い方へと向かっていく一方。
振「平野っ!何回言わせんだっ!1人だけ遅れてるからみんな何度もやり直ししてるんだぞ!」
平「はぁ…はぁ…す、みませっ…」
振「もういいっ!5分休憩だ!」
振付師さんは怒って部屋を出ていった。
高「しょお…どうしたの?」
岩「たしかにずっと遅れてたよ?いつもそんなことないじゃん」
平「ごめっ…」
永「しょおちょっと来て」
平「はぁっ…」
岸「れんっ?!」
膝に手をつき肩を揺らす紫耀の周りに集まっていると、突然廉が紫耀の腕を引っ張って部屋を出ていった。
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晴はる(プロフ) - さきさん» さきさん、リクエストありがとうございます!承知いたしました!お話考えてみますね(*^ω^*) (2020年6月15日 14時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
さき - リクエストいいですか?紫耀くん高熱の山田涼介くんへ甘えたお願いしてもいいですか? (2020年6月15日 12時) (レス) id: 7b58fedff1 (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - 赤西 仁さん» そうです。紫耀くんが好きです!じゃなかったら紫耀くんメインの小説書こうとはなってなかったと思います(*^^*) (2020年6月12日 22時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
赤西 仁 - 今さらなんですけど、紫耀くんが好きなんでしょうか?私は名前の通り赤西仁が好きですww (2020年6月12日 22時) (レス) id: c213881b7f (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - 赤西仁さん» 赤西仁さん!いつもありがとうございます!これからもよろしくお願いします(*^^*) (2020年6月12日 10時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:晴はる | 作成日時:2020年5月23日 19時